強靱な公明党をつくろう!
「次の勝利」へ新出発の県代表協
参院選結果を教訓に
「次の勝利」をめざし、いかなる情勢のもとでも勝ち抜いていける強靱な党、
幅広い国民の支持と共感を得られる「魅力ある党」をつくろう!――公明党
は22日、党本部で全国県代表協議会を開き、参院選の総括を踏まえて全
議員が心を一つにし新たな闘いを開始することを誓い合った。
先の参院選で公明党は、安倍政権への強い逆風が吹く中で、東京、大阪
の2選挙区2人と比例区7人の計9人の当選を果たすことができた。しかし、
埼玉、神奈川、愛知の3選挙区においては、いずれも大幅な得票増で過去
最高得票を獲得しながら惜敗するという誠に残念な結果に終わった。
厳しい選挙情勢の中で血のにじむような献身的なご支援をお寄せくださっ
た党員・支持者の心情を思うと、申し訳なさ、悔しさと無念さで胸が張り裂け
る思いだが、公明党が9議席にとどまった要因はどこにあったのか。次の戦
いに勝つ因をつくるには、今回の参院選結果を教訓として生かし、一段と強
い公明党をつくり上げていかねばならない。
県代表協議会での代表あいさつの中で太田昭宏代表は、参院選の総括と
して次の点を指摘した。
一つは、政策論以前の問題として、年金記録問題、政治とカネ、閣僚の不
規則発言が選挙結果に大きく影響した。有権者は安倍政権に対し「何かを隠
している」との疑念を抱き、政府・与党の危機管理対応能力の欠如に対する
怒りと不満が政権の一角を担う公明党にも向けられた。
また、政策面で安倍政権の改革路線と有権者の求める改革の優先順位に
“ズレ”があった。公明党は生活に直結した政策を打ち出したが、与党全体と
して格差問題などに真正面から取り組んでいると受け取られず、地域格差や
負担増といった改革の「影の部分」への不満や怒りが倍増した。
さらに、政権全体への逆風の強さの中で、公明党が与党内で存在感を示し
切れなかったことも集票力の低下につながった。国民が公明党に期待してい
る、政権に対するチェック・アンド・バランスの機能を国民の目に見える形で十
分に果たせなかった。
これら参院選の総括を踏まえると、取り組むべき課題が見えてくる。すなわ
ち安倍政権は、もっと目線を国民の生活に置いて、国民のニーズに合った改
革、生活者重視の政策を重点的に進めていかなければならない。また、公明
党は、平和の党、福祉の党、庶民の党として、どこまでも庶民の側、中小企業
の側、地域で困っている人の側に立ち、自民党に対して、より強く、よりはっき
りと意見を言い、「公明党らしさ」を存分に発揮していく必要がある。
太田代表は、強靱な党、魅力ある党の構築に全力で取り組んでいくに当たり、
真剣、誠実、行動の大切さに言及、「私自身が生まれ変わった気持ちで動きに
動き、語りに語り、党勢拡大の先頭に立って闘っていく」と語った。
常勝の基盤を築く時
常に全力投球で暇なく闘い続ける真剣さと、党員・支持者の皆さまに感謝し、
その期待に応えていく誠実さ。そして行動。県代表協を出発点に、全議員が、
生まれ変わった気持ちで闘いを起こしていきたい。次は必ず勝つ、風が吹こう
と嵐があろうと何があっても常に勝つ常勝・公明党の基盤を築く時は今なりと
の気概で、はつらつと前進を開始しよう!
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