立党の原点に立ち返ろう

全議員が党勢拡大の先頭に
奨学金2万円引き上げ(文科省方針)必ず実現
夏季議員研修会で太田代表ら
本物の庶民の党にと強調する太田代表


 【中国5県】公明党の太田昭宏代表は26日、山口県岩国市内で行われた
中国夏季議員研修会に出席した。これには斉藤鉄夫政務調査会長(中国方
面議長)、谷合正明、山本博司の両参院議員が出席し、中国5県本部の各
議員とともに、「次の勝利に向け、議員が党勢拡大の先頭に立とう」と誓い
合った。

 あいさつした太田代表は、先の参院選で党員・支持者の献身的な支援に
心から御礼を述べるとともに、「政治とは何か、政治家とはどうあるべきかを
もう一度、立党の原点から学び、本物の庶民の党をつくっていかなければい
けない」と強調。

 「地方議員の手足となって闘う」との参院選で初当選した山本氏の決意表
明に触れ、「国会議員は地方議員の手足に、地方議員は庶民の手足になる、
今までとは違う公明党になる」と力説した。

 さらに太田代表は、今年下半期の活動に言及。議員1000件の訪問対話運
動と公明新聞購読拡大の実践を訴えるとともに、全議員が地域の“庶民の味
方の代表”となり、「相手の心をつかむ対話で味方をつくってほしい」と呼び掛
けた。

 また、太田代表は日本学生支援機構が大学生などに貸与する奨学金につ
いて、文部科学省が来年度から月額2万円の引き上げや新規貸与の増員な
ど拡充する方針であることを強調し、「公明党が主張してきた方向であり、必ず
実現していく」と訴えた。

 斉藤政調会長は、訪問対話運動に触れ、統一地方選、参院選で拡大した支
持者や、党員・支持者を徹底して回りきり、「必ず勝ち抜ける強い党組織の構築
を」と訴えた。

 この後、質疑応答では、細田元教・鳥取県南部町、鳥飼幹男・同倉吉市、新
城寛徳・山口県宇部市、川端恵美子・岡山県津山市の各議員が質問し、政策
や党の運動について活発に意見交換した。

 【兵庫、京都】公明党の北側一雄幹事長は26日、党兵庫県本部、京都府本
部の夏季議員研修会に相次いで出席し、「次の戦い」へのスタートを議員一丸
となって切ろうと呼び掛けた。このうち、神戸市内で開かれた兵庫県本部の研
修会には、赤松正雄県代表、赤羽一嘉県代表代行(いずれも衆院議員)、白浜
一良、山本香苗両参院議員らが出席した。

 北側幹事長は、先の参院選の結果に触れた後、「次の戦いは断じて勝たねば
ならない」と力説。「次の勝利へ、全議員が現場からスタートしよう」とのスロー
ガンのもと、「国会議員はもちろん、全議員が一致結束して、どんな逆風が吹こ
うとも勝ち抜ける強じんな党組織の構築を開始したい」と強調。具体的には、徹
底した訪問対話運動の展開、公明新聞の購読推進などを訴えた。

 白浜、山本両氏は、「議員、党員・支持者の皆さまに心から感謝申し上げます。
国民の皆さまの期待に応える政治を実現したい」と決意を述べた。

 一方、党京都府本部の研修会では、竹内きみ代・和束町議、篠塚信太郎・
京丹波町議が活動報告を行った。

 【福島】公明党福島県本部(甚野源次郎代表=県議)の夏季議員研修会は
26日、井上義久副代表、渡辺孝男参院議員が出席し、同県猪苗代町内で活
発に開かれた。

 あいさつに立った井上副代表は、年金記録や政治とカネ、閣僚の不適切発言
などの逆風の中で迎えた参院選の結果を踏まえ、「どのような状況にあっても
勝てる基盤をつくっていかなくては次は勝てない」と総括。議員一人ひとりが地
域の中で活躍する姿が周りに共感を広げるとし、「次の戦いに向けて、しっかり
団結していきたい」と強調した。

 渡辺氏は、先の参院選における党員・支持者の真心の支援に感謝の言葉を
述べるとともに、参院選で掲げた「命のマニフェスト」の進ちょく状況を語り、「実
績を築きながら支持拡大につなげていきたい」と述べた。

 【岐阜】公明党岐阜県本部(岩花正樹代表=県議)の夏季議員研修会が26
日、岐阜市で開催された。これには魚住裕一郎東海方面副議長(参院議員)
が出席し、先の参院選を総括するとともに、活発に討議や研さんを行い、新た
な前進を誓い合った。

 席上、参院選で3期目の当選を果たした魚住氏は党員・支持者の昼夜を分
かたぬ献身的な支援に対し謝意を表明。参院で民主党が第一党となったこと
から「テロ対策特別措置法の延長などを審議する臨時国会が大きなヤマにな
る」とし、「公明党はいかなる事態を迎えても、立党精神に立脚し大衆の側に
立った政治を貫いていく」と訴えた。

 岩花県代表は「次の勝利」へ、(1)徹底した訪問対話運動(2)公明新聞の購
読推進――を確認し、「全議員が拡大の先頭に立って闘おう」と呼び掛けた。

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