徒然第一回目
徒然なるままのぺぇじ
さて、随分と間が経ちましたがやっと二回目ですな。
まぁタイトルにもあるように、俺の死んだ友達について書いてみようかな、と
ちと長くなるんで3部構成に(謎
まぁそのまんま 俺の友達は死んでしまいました。
中学3年間同じクラスで 高校も一緒の 仲の良い奴でした
正確な日付はあまり覚えてないけど 高3の11月だったとは記憶してます
ある日、家でテレビを見てた俺に一本の電話が鳴りました
その電話は「友達が死んだ」と言うものでした
俺はその瞬間 冗談だと確信しましたね えぇ
まぁその電話してきた奴ってのが嘘や冗談をよく言う奴だったもんですから。
んで、その死んだって友達と「また明日な」みたいなやりとりして分かれたもんですから尚更です
で、暫くやり取りを続けているうちに
どうやら冗談ではない ってな雰囲気がようやく伝わってきました。
なんでも、「心臓発作で倒れたらしい」と言うのです
とりあえず詳しい事が分かっていない って事で一旦電話を切りました。
ただ 情報の出所も中学校の先生からと言うので不安になってた矢先
今度は高校の担任から電話が。(高3の時も同じクラスでした)
その電話を聞いて俺は愕然としました この時ばかりはさすがに。
「鈴木(仮名)が亡くなった」
確かに、担任がそう言いました
驚きと言うか、信じられないというか
なんとも言えない感情が支配してました
不思議と悲しいって感情はこの時は出てこなかったですね
まぁ信じられなかったというのが一番当てはまるかと。
んで、電話の内容ですが
心臓発作で亡くなった さっき通夜に行ってきた所
少し引きつった顔だった
断片的にしか覚えてませんが 確かこんな感じでした
そして最後に担任が
「弔辞を読んでくれないか」
と俺に告げました
なんで俺が?とも思ったのですがその後に
「ご家族からの希望でお前にやってほしいそうだ」
と言うのです。
まぁ何回かその友達の家に遊びに行ったりはしてましたが
あまり家族の方と面識はないはずなのに・・・
とは言え、そう言われたら断るわけにもいかず引き受けましたけど
それが後でどんな辛いことになるのかも知らずに。
担任との電話のあと、心配そうにしていた俺の親に話しました
で、弔辞を文面を考えている途中に
昔そいつと遊んだ事とか 色んな思い出が次々と浮かんできました
学校での出来事やなんやらかんやら
とにかくそいつにまつわる事全て 月並みですが走馬灯のように
そのとき、俺は初めて友達が死んだ事を実感できたと思います
(あまり実感したくはない出来事ですが)
そうなると、もう後は涙がこぼれるわ止まらないわで。
自分がコントロールできなくなるほどでした
親が目の前にいるにもかかわらず、そんなのはお構いなしで
涙が止まらなかったのを覚えてます
泣きながら何とか弔辞の文面を仕上げた所で、俺は泣き崩れました。
文面考えてたほうが多少でも気が散ってたんでしょうね、今思えば。
そして次の日、中学校の同級生と高校のクラスの集団でその友達の家に行きました
棺に入ってた友達は 安らかな顔をしてたように思えました
担任が言うには
「昨日と違って安らかな顔になっている みんなが来たから喜んでるんだろう」
「・・・冗談キツイって」 俺は心底思いましたね
今でも印象に残ってる言葉ではありますけども。
その次の日 学校へ行ってもやはり友達はいませんでした
冗談でいいから、昨日の事はドッキリでも何でも良いから 俺は怒ったりしないから
友達が居てくれたら、いつもの席に座っててくれたら・・・
なんて一利の望みも断たれました
まぁ当然といえば当然なんですけどねぇ・・・棺の中に入ってる友達見た時点でもう。
第一そんな手の込んだドッキリ テレビでもやらんだろうに・・・
その日、午後から葬式だと言う事も聞かされてましたから。
さて、次は葬式編に続きます