生ゴミ処理機

厨房業界・食品産業界に身を置く私としては、農林省が進めている食品のリサイクル法にも関係するが、食品残渣・排水処理・排水処理から出る余剰汚泥の問題があると感じている。生ゴミ処理にあたっては、下記の処理方法がある。

イ) 有効成分、及びエネルギーを取り出す方法
コンポストとして醗酵し再利用する…微生物特性の問題
メタン等のエネルギーの利用…燃料電池
炭素(スミ)の利用…電磁誘導による蒸し焼き
燃焼してエネルギーを取り出す…ゴミ発電

ロ) 再利用しない方法
微生物による自己消化方式
海洋投棄…環境の問題
燃焼…ダイオキシンの問題・CO2の排出
埋め立て…環境の問題(土地がない)
一般にイ)の方式が社会的に有効だが、装置が大きくなる、再利用のシステムを構築するとか、複雑系となる。

ロ)の方式は資源を無駄にするが、コストはかかりにくく、ワンサイクルで終了する。

理想はイ)だが、現実はロ)が多い。
ロ)の中でよりイ)に近づける方法が現実的ではないか。

研究テーマ
イ)のコンポスト、ロ)の微生物による自己消化方式のよいところを持ち寄り、より現実的な方式を模索している。