タブノキ

 そんな下界の思惑なぞ
 関係なさそうに名月が登る
 

名月かな

11月  立冬 


大倉山もまだら模様の紅葉が
はじまった。美しき自然とは
何を言うのだろう。

たたら製鉄のために切り尽くされ、
燃料用の木炭のためにまた切り
尽くされたが、森林は再生する。
戦後、杉と檜の植林が奨励され、
50年近い針葉樹林が広がっている。
かれらが将来、災害林や産廃林の
汚名を着させられないよう我々は今
急ピッチで間伐を進めている。
水源涵養林・保安林としての真価が
これから問われているのだ。

右はとっとり花回廊の丘にそびえる
タブノキの大樹。

 雲海が日野街道を埋め尽くして広がる。彼方は中国山脈の稜線が霞む。今日は特別に暖かくなりそうです。雑木林もまだ葉っぱを落としていないのに
 これはひつじ雲だろうか。それともうろこ雲なのか、むら雲か。撮影場所 左 日野郡日野町滝山林道から、右 日南町森林組合 裏山雑木林。

まだら紅葉
雲海
雑木林といわし雲

日野川の森林木材団地ストックヤード

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