追 及 質 問  16回目

 最後の質問に入らせていただきたいと思います。

 朝からいろいろな話をしてまいりましたように、今までのように国を頼り、国に守ってもらう
ような地方から、自らの力量をかけて自立していかなければならない時代になりました。今
後、それぞれの知事の政治力、経営力、政治改革の違いが、それぞれの県の個性として、
違いとして明らかになってくると思うのです。それこそ後進県、弱小県の本県にあっては、一
歩間違えば落ちこぼれてしまうかもしれない危うさの中で、片山知事のような先見性のある
卓越したリーダーに今後とも頑張っていただかなければならないと思うのですが、知事もま
た一人の政治家であります。政治家としての志、理想というものも大切であります。そして、
県民のための知事、改革派知事といえども、やはり首長というのは最高の権力を持つ存在
であることも、また否めない事実であろうと思います。

 この点を踏まえて、知事の任期についてどのようにお考えでしょうか。片山知事のお仲間
でもある北川前三重県知事は、知事選出馬のときから2期8年を公約され、先般実践され
ました。

 一方で、少々古い話になりますが、本県史上名知事の誉れ高い亡くなられた石破知事は、
知事引退後に、わしは20年やりたかった、20年やれば、もっといろいろとできたであろうと
いうふうにおっしゃったということを、ご子息の茂さんから聞いたことがあります。県民もある
いはそれを望んでいたかもしれないのですが、世の中は思っていてもいかんともしがたい
事態が生じることもあります。今知事のお考えを伺っても、そのとおりになるとは思えないの
ですが、少なくとも一人の政治家として、首長の持つ権力、また知事の任期についてはどの
ように考えておられるのか伺ってみたいと思うのであります。お願いをいたします。




                                          知事の答弁



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