No
ホーム

 

No.1 H.13/9/24

音楽を聴くと、癒されるとか、気持ちがよくなるって言うのは、皆さんもよくお分かりのことと思います。昔から、音楽の中に病気や苦しみを癒す力を見出し、さまざまな形で音楽を利用してきました。というより、そもそも音楽というのは、そういうものでした。

いわゆる式典音楽やお祭りの音楽などは、まさにそのための音楽だったと思えるのです。

過去には、音楽を通じて人を操れないかという試みもあったとさえいわれているのですから。

現在では、音楽を利用して、それを療法として、行われています。音楽は楽しむものである以上に、何か自分に役に立っているということを自覚するとき、音楽療法という言葉が、現れてきます。

音楽療法というのは、さまざまな問題、障害を持つ人々に対して行うコミュニケーションの方法の一つであると思います。

言語聴覚士は、言葉の援助、発達の援助を行うのですが、音楽療法は、音楽の援助を行うのではなくて、音楽を通しての人間同士の交流(コミュニケーション)を援助するのです。音楽を通じてね。

 

No