〜プロローグ〜

「う、うーん…」 声と共に銀色の髪をした少女は目を覚ました。
「お目覚めになりましたか…?」
向こうから声がした。
「誰…?」
「私ですよ…」
銀髪の少女は向こうから声がする方を見た。
声の主は銀髪の少女の方に歩み寄った。
「!…貴方は…」
「お久しぶりです」
銀髪の少女は声の主に問う。
「貴方は私が何年眠りに着いたか覚えていますか?」
「はい。今年でちょうど千年になります」
「そうですか…。この星に何か変わったことは…?」 また問う。
「それが…この星は今、危機に落ちています」
銀髪の少女は顔をひそめた。 「どういうことですか?」
「はい。動物が魔物と化し、空にある星がどんどん喰われています。
昨夜は一番明るい星 が  喰われてしまいました。原因は……全く解かりません。」
「そうですか…。解かりました。私がその原因を調べてきます。貴方はこの場所を守って いて下さい」
「御意」
銀髪の少女は自分が眠っていた場所を後にした…


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