第7章 繰り返し〜前半〜


次のプログラムを見てください。
	mes 1
	mes 2
	mes 3
	mes 4
	mes 5
	mes 6
	mes 7
	mes 8
	mes 9
	mes 10
	stop

1〜10までの数字を表示するだけのプログラムです。
難しいプログラムではないですが、長くなってしまって嫌な感じですよね。


では、今度はこのプログラムを見てください。
	repeat 10
	mes cnt+1
	loop
	stop

実行すると、先ほどと全く同じ結果になるはずです。
これが繰り返しと呼ばれるものです。うまく使えば、プログラムをかなり短縮できます。

repeatloopが繰り返し部分になっています。
これは、repeatloopで挟まれた部分を指定された回数繰り返す命令です。
repeatの右側にある数字が、繰り返し回数です。

cntというのは、repeat命令で現在までに繰り返した回数が入っているシステム変数です。
システム変数というのは、種類によっていろいろな役割をもつ、特別な変数のことです。
cntは0から始まりますので、mes cntと書くと、実行結果は
0
1
2



9
となってしまいます。
つまり、1〜10の数値を表示したい場合は、これに1を足せばいいわけですね。
だから、mes cnt+1と書けば良いというわけです。

また、このように書き直すこともできます。
	repeat 10,1
	mes cnt
	loop
	stop

この様に、repeat命令を使うとき、繰り返し回数の右に数字を書くと、cntがそこから始まることになります。
この場合、cntの中身は
1
2
3



10
と変化していきますので、1〜10を表示させるにはmes cntだけで、+1は必要ないのです。


ここまで覚えたら、第7章後半に進んでください。

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