ビリヤード Billiards

私の趣味のひとつであるビリヤードについてのページです

わたしのビリヤードとの出会いですが
それは中学生の頃に遡ります。

ボウリング場に併設してある、今思えばお世辞にも優良な
コンディションとは言えない台で、ビリヤード体験者の友人に
教えて貰いながら遊んだのが最初のキューイングでした。

その時初めて「9ボール」というゲームを知った訳ですが
ビリヤードの「ビ」の字も知らなかった私には
ひし形にラックされる9つのボールにかなり違和感を感じたのを覚えています。

 

その友人にも「入門者にもっとも一般的なゲーム」として教えてもらったのですが
この9ボール、日本人の多くがまず最初にやるゲームではないでしょうか。

しかしながら実はこの9ボールというゲーム、その難易度は非常に高く
実力差で勝負が決まるレベルの試合が出来るまでには
かなりの練習が必要な上級者向けのゲームです。

初心者では続けて3つも取れれば、良い方で
勝負は「時の運」に支配されるのではないでしょうか。

はじめからこんな難しいゲームをやっていてはすぐに飽きてしまうのは当然で
多くの人が上手くなる前に上達を諦めてしまう大きな原因
のひとつになっているのではないでしょうか。

 

初心者はまずベーシックゲームから始め、キューの振り方と球の厚みを覚え
上達して来たら8ボールに移行して行くのが上達の近道ではないかと思います。

 

スヌーカー Snooker

さて、ここまではアメリカンスタイルのビリヤードの話でしたが
世界的にみると私達日本人が慣れ親しんでいるあの小さなサイズのテーブル
を用いたビリヤードは少数派になります。

スヌーカーというビリヤードの一種が
世界で1番競技人口が多いと言われていて
プロの世界の待遇、賞金がアメリカや日本のそれとは
比べ物にならないくらいに充実しています。

スヌーカーはイギリスが本場になりますが、ここに国民的な大スターが居ます。
スティーブ・デイビス(Steve Davis) 1957年8月22日生まれの
ナイスミドルなおじさんです。

彼は21歳の時にプロ入りしたのですが、1981年にエンバシー世界選手権で
初タイトルを取ったと思ったら、1989までに同大会で5回も優勝をするという
快挙を成し遂げました。

スヌーカーという言葉の語源となる snook という名詞は
鼻に親指を当て、相手をバカにしあしらうという意味で
またSnookerという単語自体にも「相手を劣勢に追いやる」という他動詞の
意味を持っています。

この事からも分かるようにスヌーカーはポケットに的球を落として得点を重ねる
ゲームなのですが、ウエイト的にはそれよりも「セイフティー」を行い、相手に不利な
配置にしてファールを誘発し得点を得たり、精神的なダメージを与え
ゲーム自体の主導権を握る種類のビリヤードとしての認識が強かった様です。

しかし、前に上げたスティーブ・デイビスが、それまでのスヌーカーの
「常識」とも言えるセイフティープレイ主導の試合展開に大きな革命を与えました。

スヌーカーで連続得点をするのはとても難しいことで、連続して100点取ることを
センチュリー(1世紀)と呼び、これを目の当たりにした人は幸せになると言われるほど
稀有なことです。

デイビスはこの「連続得点」の確率を大幅に上げる方法論を確立し
さらにそのスヌーカーを実際に展開し、それまでのセイフティー主導の方法論を凌駕した
現代のスヌーカーを築き上げた立役者とも言えるのではないでしょうか。

 

日本でのスヌーカーの認知度の低さはここで言うまでもないですが
スティーブ・デイビスが
全てのプロスポーツ選手も含めた中で、年間獲得賞金世界一
なったことがあるということも余り知られていないようです。

詳しくは失念したのですが、現時点でのプロスポーツ選手の
年収という意味ではゴルフのタイガー・ウッズが世界一にランキングされていた
と思いますが、この報酬のほとんどがCMなどの出演料や
スポンサー出資の類だったと思います、実際大会での賞金は
全体の数パーセントであったと記憶しています。

先にスヌーカーの賞金、プロ選手が置かれる環境の質の高さを
書きましたが、国民のプレーヤーに対する尊敬も相当なもので
スヌーカー選手ではイギリス女王から勲章を貰った人も数人居るそうです。

 

ちなみにスティーブ・デイビスはその莫大な収入を使いお城を買って、そこに住んでいるそうです。
ビリヤードのプロがそれだけの収入があるのも驚きですが、お城が売っていること自体が驚きですね・・・

 

さて、それではスヌーカーってどんなゲームで、どんなルールで行われ
どんなところが9ボールと違うの?って思われた方に
簡単な説明をさせて頂こうと思います。

スヌーカーの簡単な説明とアメリカンプールとの違い

 

最近は日本でも認知度が高まり、スヌーカーテーブルを置くお店が
徐々にですが増えてきてるそうです。

またJ−スポーツなどのチャンネルでスヌーカーの試合が観る事が出来ます。
とても面白いので、機会があれば是非とも観てみてください。

※私の行動範囲に居られる親しい方ならば、放送をビデオに録画してお貸しすることも出来ます。
興味をお持ちなら、お気軽にメールか掲示板にて^^

尚、著作権法に触れると思われた場合は即座に配布を停止します。

 

わたしがビリヤードで使用しているキューを紹介します。

マイキュー