そのころメルセデスは鼻歌を歌いながら中庭が見える廊下を歩いていた。
トイレに行ってすっきりし、ただいまホグワーツの中を探検中。
ここに来るのはホント久しぶりねえ。卒業したらまず来ないもの。
でもあんまり変わり映えしてないわ、久しぶりだし迷路みたいな学園だから道に迷うかと思ったけど。
でもあの校長のことだもの、夏休み中とか誰にも悟られないように改造しているんじゃないかしらv
だったらまた夜中抜け出して探しに行きたいわ。
そう、私の答えはもうすでに決まっているのよ。
答えはイエスだ。
ただあのまま簡単に返事するよりも不安を煽ったほうがあとあと条件をだしやすい。
それに私には好都合だったのだ。
私はまたこのホグワーツに戻ってくることを密かに願っていた。
理由は様々あるけど一つだけ飛びた理由がある。
それは・・・・・・・・・・
「ルチアーノオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」
「!?」
なにごと!?
自分の世界にはいってて現実に取り戻された彼女は自分がさっきまで通ってきた道のりを振り返ってみた。
そのとき自分が見たものは
黒い服を着たおじさんが自分の苗字を叫びながら突進してきている姿だった。
「おまえか〜ルッチアーノオオオオオオオオオオオオオ」
いわずとしれたスネイプだ。
メルセデスは彼の姿を見たとき三つの選択が瞬時に浮かんだ。
1・にげる?
2・にげる。
3・にげる!
選択じゃないじゃん!!!
ようするに本能が逃げろっていってるんだわ!!!
本能にしたがったメルセデスはダッシュで逃げた。
捕まってたまるか!!
それを見たスネイプはますますいきり立てて追いかけたが普段から運動するような生活習慣はつけてない彼は彼女とあっけなく距離
が離れていった。
逃げ切ったわんV
っていうか誰ですか、あのおじさん?
見たことある顔だけど、ん〜??
スネイプは自分の視界からどんどん見えなくなっていく少女をくちのはざけりを見せながらつぶやいた。
「くっく・・・。逃すか アクーシオ、来い!!!」
「ん?きゃ=!!!」
離していた距離が一瞬にしてゼロになった。
今メルセデスの体はスネイプの腕の中にすっぽり納まっていた。
呼び寄せの呪文でみごと捕まってしまったのだ。
「いや!離して!!誰か!!ってあんたが誰よ=!!」
スネイプの腕の中で暴れだすとますます強く抱きしめられ嫌でも自分の顔面がスネイプの胸に押し付けられていく。
メルセデスの耳元にスネイプは口を近づけてささやいた。
「さわぐな。」
「!」
この、イカスささやき声・・・・。
まさか
驚きの表情で恐る恐る彼の顔を覗き込もうとしたとき無理やり顎をつかまれ次の瞬間
スネイプに口付けされた。
その口付けは長かった・・・。
ああ・・・思い出した。
この蛇のようにしつこいキス・・・このおじさんんは成長した、セブルス・スネイプだ。
メルセデスの口びるから自分の口を離し、メルセデスの顔を凝視した。
「ほう、そっくりだ・・・。といいたいところだが、卒業生の娘として、ホグワーツの学生に紛れ込む気か?
貴様は自分の名を気にいっているようだから母親の名前と同じといいはってまたメルセデス・ルチアーノで通すつもりだろう。
まあいい、だが
我輩がここの教師ということを知らなかったようだな。」
ええ、ホント知らなかった。
校長にまだ答えを言っていなくてよかったかも、今の心境は前言撤回の方向に移っているのだから。