メルセデス達がが他の生徒に少し遅ればせながら温室に向かうとスプラウト先生が生徒達を待っていた。
昨日ハリーポッター達が車に乗って着地に失敗したせいで傷ついた暴れ柳を治療していたのだろう。
そして泥だらけの服を着ているスプラウト先生とは対照的にトルコ石色のナイスなセンスの服装をしている
ギルデロイ・ロックハート先生がいた。
「闇の魔術に対す授業は午後なのに何でいるのよ、アイツ?」
ロックハートの姿を見るなりげんなりしながらメルセデスは呟いた。
彼に会いたくなくてせっかくスネイプ教授にロックハートの授業に呼び出しを頼んだのに。
早速彼は三号温室に入ろうとしたハリーを捕獲して温室の外でなにや話をしていた。
3分後ハリーが温室に入るとスプラウト先生の授業ハ始まった。
二十年たっても相変わらずスプラウト先生はお元気そうで何よりだわ。
メルセデスはマンドレイクの植え方を説明している先生を見ていた。
この授業は昔から好きだった。魔法の授業よりも好きだった。
なれないマンドレイクを扱う生徒達と一緒にメルセデスは昔のことを思い出していた。
昔マンドレイクの鳴き声を聞いて失神した男子生徒がいたわねえ。
で、たまたま隣にいた女子生徒に寄りかかるように倒れてしかもその倒れ方が
押し倒したような体制だったため周りからひやかされそこから何となくくっついたカップルがいたわ。
それ以来
好きな異性の隣にいてマンドレイクの鳴き声聞いて失神してカップルになろうと策士した生徒続出して
授業にならなかったことはおろかカップル続出ならぬ怪我人続出したっけ、ウフフv・・・
無事に授業を終え、午後からのロックハートの授業は出ずにスネイプ教授が待つ職員室へ向かった。
職員室のドアを開けスネイプの席を見ると彼の姿はなかった。
「まったく呼び出しておいていないなんて失礼しちゃうわ。
あ、ミネ・・マクゴガナル先生〜スネイプ先生どこにおられるかわかりますか?」
この時間は自分の受け持つ授業が無かったのかマクゴガナルは優雅に綺麗にアップルティー
を飲んでいた。
「私の記憶が確かならばあなたは今ロックハート先生の授業を受けてるはずですわね。」
「スネイプ先生にここに呼び出されたのよ、なのに当の本人不在とは何事かしら。」
「セブルスから聞いてます。至急地下牢教室にくるようにとの事です。
道を教えなくても場所はわかっていますわね。」
「まあ、午前中そこで授業を受けたばかりですからね。
ミネルバ。知っていたのならいちいち嫌み言わないデヨ〜。
本当小姑くさくナッタワネエ。
でも地下牢教室なんて行っても茶の一つ出してくれなさそう〜。」
ぶつくさ言うメルセデスにマクゴガナルが
「授業中のこの時間に生徒が職員室にいるのは目立ち先生方に心配かけます、早く
お行きなさい。」
と、軽く叱咤を受けてメルセデスは
「失礼シマシタ〜」と職員室を出てセブルスが待つ地下牢教室に向かった。
それにしても呼び出し場所が職員室だから応じたが結局二人っきりにさせられるシツレーションに少し悩ませた。
昨日の校長の話を聞いて今後のハリーポッターと対ヴォルデモートについて場を設けたく思っていた矢先
スネイプから呼び出された訳だが・・・
「二人っきりか・・・大丈夫よねえ・・・。」
彼女が心配しているのは正直に自分の貞操だった。
地下牢教室が近づくに連れ薬品の臭いがきつくなり、足場がぬるぬるしてきた。扉をあけるとギギ〜と音がした。
部屋の中は薄暗かった。
「失礼シマ〜ス。セブ来てあげたわよ。いませんか〜?」
少し部屋の中に入り周りを見渡すと研究室から物が動く音が聞こえた。
研究室に近づき覗くと中でスネイプが奥の棚にしまってある薬品を取ろうと腕を伸ばしていた。
スネイプはメルセデスの姿を見ると
「タイミングのいいところに来てくれた。
この棚の奥にある小瓶を取ってほしいのだが。」
スネイプの体をどかして大小の薬品の中に赤い小瓶があった。
「魔法でとればいいの制服が汚れるじゃない。まさか身動きとれなくなった私に抱きついたり
しないでしょうねえ。」
不審がるメルセデスの台詞にセブルスは
「自意識過剰もここまで見ると浅はかだぞルチアーノ。」
「私の中ではねえあなたはヴォルデモートよりも危険度ランクが高いのよ。」
「チッ」
と、スネイプの舌打ちが聞こえたかどうかはおいといて
そう言って棚の奥の小瓶を魔法をかけて取り出した。
相当使われていない薬品だろう随分汚れていて瓶に貼り付けてあるラベルを読み取るのがやっとだった。
「不死鳥の血液?凝固してあるけど棚の奥に眠らせておくのはもったいない品物だわ。
かといって授業で使わないでしょう?
あなたのコレクション?
さすがホグワーツの研究室。普段手に入らない薬品がいっぱいあるわねえ。
アッシュンワインダーの卵はもう置いていないの?前に私たちが学生だった頃愛の妙薬作って
恋人作ろうとする人たちが多かったわ、憶えている?セブ。」
いたずらっぽくスネイプに問いかけるそんな彼女を見てスネイプは口をフッとゆるませる。
「次の授業まで40分きってしまったな。・・・本題に入ろうか。」
研究室から出てスネイプとメルセデスは普段生徒が座る椅子に座り話をした。
「ルチアーノ。実際彼を初めて見たときどう思った?」
彼とは言わずと言えたハリーポッターの事だ。
メルセデスもスネイプとそのことについて話をしたかった。
「・・・フラシュバックが起こったわ。だってそっくりだったんですもの。
ジェームスに・・・。
私昨日までハリーポッターの顔知らなかったし。
校長は黙っていたのよ・・・。彼がジェームの息子だったて事を・・・
ネエ、私がまだ知らない事があるようなら教えてほしいのだけど。」
「ジェームスのことを知らなかったということはハリーポッターの母親も知らなかったということになるか。」
「母親?」
「ジェームスの妻はあのリリー・エヴァンスだ。」
「・・エ・・・リリー・・・?」
メルセデスは一瞬耳を疑った。
リリーエヴァンス。彼女はグリフィンドールだったがスリザリンの自分にすごく優しく接してくれた。
当時私はこの美貌と髪のせいで男子生徒はよって来たが
他の女生徒からやっかみをうけ孤独な時期があった。
そんなときリリーが声をかけてくれた。
私は彼女が大好きだった。
そんな彼女がジェームスと結婚して子供までもうけてしまっていたなんて!!
「それ本当なの?だってあのメガネは学生時代私たちの中で
一番抱かれたくない男に輝いた男なのよ!!」
それを聞いたスネイプはぷっと吹き出した。
彼はジェームスの話題は心のそこからうんざりするがこういう話は好きらしい。
しかも自分が好んでいる女性からはっせられたのだ。
だがメルセデスはそういった後思い出したように呟いた。
「ってことはリリーも死んでしまったってことよね。」
「・・・ああ彼女は死ぬには惜しい人だった。」
メルセデスは学校を卒業後自分から連絡を絶ったがリリーエヴァンスを忘れた事は無かった。
学校を卒業後結婚して子供が生まれその子が年頃になったらホグワーツから入学案内が来て・・・
十年前に死んでいたなんて・・・これからだったでしょうに。
ヴォルデモート・・・本当にあの人のせいで。
やるせないメルセデスを見たスネイプは淡々と話した。
「我が輩もハリーポッターを見たときはジェームス似の彼を見て昔の嫌な記憶を呼び覚まされた。
たびたび起こる騒動も胃につまされる思いだった。
だが彼女が命をかけてまで守った我が子を見過ごす事はできない。
彼の中でエヴァンスは生きている。愛情という魔法が。
二度も例のあの人を追っ払ったんだ。たいした物だ。」
そんなスネイプを見てメルセデスはハリーポッターを例のあの人からマジで守ろうと思った。
ハリーポッターはジェームスの子供で会ってリリーの忘れ形見。
絶対彼をヴォルデモートに殺させてなるものですか。
反対にこっちがとどめを刺してあげる。今度こそ
私は表舞台に出てきたんだから早くあなたも私の前に出てらっしゃい。
メルセデスは心の中で例のあの人に挑戦状をたたきつけた。
そしてその願い幸か不幸か運命にかなえられようとしていた。
だがその前に先ほど自分が言っていた
ヴォルデモートよりも危険度ランクが高い男との戦いが待っていた。
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