極秘!!

こーむ員相談
バーター取引物語
(実録?)

チュンチュンチュン(スズメの鳴く声)
カ・コーン・・・・(ししおどしの音)

めりい
「……と、いう訳でして、ぜひ田代大先生に、オリジナルの『おしえてハカセ君!』と同等のイラストを描いていただきたく……。」

たしろ
「チミチミ〜、困るんだよな〜。わしはプロなのだよ。大大大大先生なのだよ。
そんな高貴な身分のわしが、なんでヒトのサイトに原稿料もなしで自分の現連載中の作品のパロディーみたいなモノを描かなくちゃならないのかね!
だいいち、そんな事したら版元はもとより、仕事としてわしにイラストを依頼している他の出版社にも申し訳が立たないじゃないかね!
仕事としてだったら、いくらでも注文に応じて描くけどね!
遠路御足労ではあったが、お引き取り願お……。」

めりい
「その『ハカセ君』、人気はどうなのですか?」

たしろ
「………え? ……人気はその〜……なんだな……。」

めりい
「ハガキが頼りの連載のようですが、ハガキの集まりは如何ですか?」

たしろ
「……………うーん……。」

めりい
「ウチのサイトは開設1年半を待たずして2万アクセスを越えておりまして麻雀好きの方もたくさん立ちよって来てるんですよ〜。
こんなところで宣伝でもしたら、ハガキはジャンジャン、連載は安泰雑誌の発行部数もうなぎ登り、社長から表彰状、単行本で夢の印税生活、長者番付第一位、マライヤキャリーに婿養子、末はアメリカ大統領も夢ではございませんよ〜。」

たしろ
「……………ホ、ホント?」

めりい
「ええ、もうまちがいなく!
原稿料は出せませんが、先生にも版元にも有益な宣伝をドーンとさせていただきますよ!
ね、どうですか?大統……いえ、失礼いたしました、センセッ!」  

たしろ
「………描いても…いいかな……。 
 いや、描こうかな………。
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 ………………………………………………………………
 ………………………………ゴホン!……………………
 描かせて下さい! お願いしますっ!!」

カ・コーン・・・・(ししおどしの音)

絵とおはなし:田代哲也先生

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