私も始めたばかりであまり大きなことは言えませんが、いくつかヒントを。


●カード予想

最初は1枚もオープンされていないので当てるのは難しいかもしれませんが、いくつか情報も得ることができます。

上側さん
←大 小→
F E D C B A

A まず、このゲームでは「黒の0」は最小のカードです(同じ数字の場合は黒が小さいとみなされるため)。ということは「黒の0」は向かって一番左にあるはずです。よって上側さんのAか左側さんのAか下側さんのAのどれかが「黒の0」です。

同様に「白の11」は最大のカードですので・・・・左側さんのFか右側さんのFのどちらかが「白の11」ということになります。

上側さんのCは「白の0」では絶対にありません。なぜなら「白の0」より小さいのは「黒の0」しかありません。ですが上側さんはそれよりも小さい黒を2枚持っているからです。同様に下側さんも「白の0」は持っていないことが分かります。よって「白の0」は左側さんのBか右側さんのAのどちらかということは分かります。
F



B E


C D
D C
E B

F A
A B C D E F
←小 下側さん 大→









●アタックカード

上側さん
←大 小→
F E D C B A

A 上側さんが「左側さんのFは11だ!」とアタックしたものの失敗。右側さんの番になりました。


さて、右側さんですが・・・・この場合、右側さんのFは必然的に「白の11」ということがばれています。ですのでアタックカードはどうせばれているFのカードを選んだ方が良いです。また、ばれているので失敗するまでアタックを続けるべきです(アタックをやめてもどうせ次の下側さんに「白の11」を当てられてしまうので)。
F



B E


C D
D C
E B

F A
A B C D E F
←小 下側さん 大→
ということはこの場合、上側さんのアタックもあまり良くないですね。どうせなら「右側さんのFは11だ!」と言った方が良かったと思います。仮にそれが外れても左側さんのFが「白の11」ということが分かり、それは下側さんに当ててもらえば良い・・・そして右側さんもアタックカード選択に悩むことになります。うーん、深いなあ・・・。







●詰めアルゴ

アルゴの遊び方に「詰めアルゴ」というものがあります。将棋で言うと「詰め将棋」のようなものです。
上側さん
←大 小→
E D C B A

A E



B D


C C
D B

E A
A B C D E
←小 下側さん 大→
カードが少ないのは10と11が除いてあるからです。よって9が最大の数字です。
さあ、実はこの状態で全てのカードが判明するのです。練習がてら考えてみてくださいね。
私も20分ぐらい考えて解けましたが、初級編らしいです(汗)。私の作った解答はこちらにあります。







おまけ1

この「algo」は専用カードでやるといいですが、無い場合はトランプでもできます。外観の異なる2組のトランプを混ぜて使えば可能ですね(一方を黒カード、もう一方を白カードに見立てて行なう)。トランプは0がないのでA(1)〜Q(12)を使います。私はやったことがないけど(笑)。麻雀パイとかでもできるなあ。







おまけ2

2人〜6人で行なうにはどうしたら良いかですが、詳しくはオフィシャルサイトに載っていますがちょっと説明しておきましょう。

2人で行なう場合は1人4枚ずつ配ります。残ったカードは山に積んでおきます。
ペア戦ではアタックカードを自分のカードの中から選べますが、2人対戦の場合は山のカードを1枚引いてそれがアタックカードになります。なお、引いたカードは引いた時点で自分だけ見ることができます。

アタックに失敗するとオープンして自分の手札に加えます。当然数字順にして加えます。
アタック成功後、ステイしたら伏せたまま自分の手札に加えます。この場合も数字順です。
もし、山のカードが無くなったらペア戦のように手札の1枚を選んでアタックします(とは言っても2人対戦の場合は山の札がなくなった時点で相手のカードは全てわかるんですけどね)。

途中でも持っているカード全てがオープンしたら負けです。

3人対戦の場合は最初のカードが1人3枚、4人対戦の場合は2枚、5〜6人対戦の場合は1枚ずつ配って始めます。あとのルールは上と同じです。

ペア戦とは違って、最初は勘で当てる部分が多いですが、だんだん情報が揃ってくると推理力が必要になります。ただし、引いたカードによって勝敗が決まるケースもあるので運の要素が大きくなるのは確かだと思います。







おまけ3

この「頭の良くなる」シリーズは他にもいくつか出ています。

「マティックス」・・・2人対戦のゲーム。サクサクと遊べます。
「ジュモク」・・・・・・積み木を使ったゲームです。
「トリンカ」・・・・・・アルゴの計算バージョン。

詳しく知りたい方は学研のホームページの中で検索すると見つかると思いますよ。

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