第11章  新早押し機の製作2019



2016年頃、掃除をしていたら以前購入していた「早押しキット」と「リレーボード」が出てきました。

そうそう、本当は20人用の早押し機を作ろうと思っていたけど、結局16人用にしたので、
4人分のキットが余っていたんですね。

余っているならもう4人分のキットを追加で買って8人用の早押し機でも作って誰かにあげようかな、
と思って検索してみると・・・・


なんと早押し判定キットが早押し判定2キット(HA−808)にバージョンアップしていることが判明しました。


どのような変更点があるかというと・・・

・キット1枚で8人まで判定可能(前作は4人)。
・キット1枚で3着まで早押し判定可能(前作は3着判定するには3枚のキットが必要)。
・音を出す機能付き(前作はピンポンチャイムという別キットが必要)。

とまあ、とっても「そそる」内容。ということで購入したけど・・・・

3年間製作せずに寝かしていました。






2019年夏、前に作った早押し機をよく貸す学校の先生につい「新しいのを作ったら古いのあげるよ!」
と言ってしまいました。ということで夏休みに製作開始!!




左側が早押し判定2です。右はリレーボードで、リレーボードは1枚で4人までしかリレーしないので、
実際はもう1枚必要です。ということでリレーボードはもう1キット追加で購入しました。





これが中身ですが・・・・部品が多い!!初心者の方はちょっと厳しいかも。
面倒くさかったら+1000円強支払うと完成品を送ってくれるサービスがあるので、素直に作ってもらうのも手です。





ということで結構時間をかけて完成。さっそく9ボルト電池をつないでテスト。ちなみにスピーカーは別売りです。
私は壊れた携帯ラジオがあったので、それを分解してスピーカーを再利用しました。

説明をしますと、リセットはリセットスイッチ。ボタンを押せる初期状態になります。
RANKボタンは、もし2人以上早押しボタンを押した場合、RANKを押すと2番目に早く押した人に
解答権を移せます。さらに押すと3番目に移せます。さらに押すと1番目に戻ります。

早押し判定ランプはボタンを押した番号のLEDが点灯します。
順位ランプは1がついているときは1番目に押した人、3なら3番目に押した人を示します。

ピンポン音調整はボリューム式の抵抗器で、これを回すとボタンを押したときの「ピンポン」音を調節できます。
よってオリジナルの早押し音をカスタマイズできます。
これ、前作を作った時、こうすればいいのに・・・と、このコーナーで書いたことが現実になってビックリ。
たぶん私のホームページを見てくれて意見を採用してくれたのでしょう(妄想です)。

接続スイッチは取り外し式のスイッチで、普段は外しておきます。
このキットを2枚くっつけると、16人、最大4枚つないで32人早押し機を作ることが可能です。
ただし2枚以上つなげると順位判定は1番目のみになります。2枚以上くっつけた場合はこの接続スイッチを
ONにする必要があります。

私は8人で十分だし、3番目まで判定してほしいのでつなげる予定はありませんが・・・
1枚しかつなげなくてもこのスイッチを入れると1位判定しかしてくれなくなります。
ん、ということはこれも使えるかも・・・。(これについては後述します)






1番のボタンを最初に、2番目に2番のボタンを、3番目に3番のボタンを押したとしましょう。
上の8連ランプは1番の解答者ランプがついています。
そして右下の順番を示す3連ランプは一番左の1番が点滅します。これは1番目に押したことを示しています。




「RANK」ボタンを押すと解答権を2番目に押した人に移せます。3連ランプは2番が点滅します。





さらに「RANK」を押すと3番目にボタンを押した人に移せます。3連ランプは3番が点滅します。
さらに「RANK」を押すと1番目に戻ります。


ちなみに1人しかボタンを押していない状態では3連ランプは1番がつきます。
その状態で「RANK」を押すと1番が点滅して、以降他の早押しボタンを押しても無効になります。
(回答受付終了となります)

2人がボタンを押した場合、3連ランプは1番と2番がつきます。
その状態で「RANK」を押すと回答受付終了となります。
その状態で「RANK」を押すと2番目に押した人に移せます。さらに押すと1番目に戻ります。






さあ、そこから100均で買ってきたボックスに装着。
ふたが透明なので、ランプ類が確認できるようにしています。

そしてリレーボードにもつないで一気に完成!この辺りは基本的に初代と変わりません!

本体には3つのスイッチをつけました。

1つは電源スイッチ。電源は12Vあると安定するらしいので、9V電池と単3電池2本を直列でつないでいます。

2つ目のスイッチは音の切り替えで、スピーカーと外部出力を切り替えます。

3つ目が前で説明した接続スイッチで、ONにすると1位判定のみ、OFFにすると3位判定までします。
1位判定しか必要ないクイズ形式の時はONにすればいいです。

赤いボタンと緑のボタンは司会用で1つがリセットボタン、もう1つがRANKボタンです。






早押しボタンはこれまで作ったものを使えるようにしました。
一番早く押したボタンがきちんと光りました。
RANKを押すと1番早く押したボタンは消えて、2番目に早く押したボタンがつきます。
さらにRANKを押すと2番早く押したボタンは消えて、3番目に早く押したボタンがつきます。
さらにRANKを押すと1番目に戻ります。







大きさの比較です。右側の機械が初代の早押しマシンです。

大きな違いは

初代は16人まで接続可能。1位判定のみ。
今回作った2代目は8人までだけど3位判定まで可能。ピンポン音の調節が可能。小型化しました。

実際使ってみて9人以上でクイズ企画をしたことは1回しかないので、8人で十分かな、と思います。
何と言っても3番目まで判定してくれるのが魅力!

ということでまさかの2代目製作、いかがでしたでしょうか。初代はよく貸していた学校の先生に差し上げます。
(クラスの企画とかでよく使ってくれました。)




そうそう、ダイソーに行ってみたら・・・


プッシュライトがLED版になって販売中でした。ということで12個購入。

10章に書いているのと同様に作ったのですが・・・。

1つ失敗!そう、以前のは豆電球だったので、電池の向きが関係なかったのですが、
LEDはダイオードなので電池の向きが反対だと点きません。
よってリレーボードと外部に出す接続などもプラスマイナスを考えて作らないといけません。
私は8個中5個が逆だったので、接続を反対に直しました。

色が3色なのがちょっと残念だけど、コンパクトでボタンとランプが一体型なので便利ですね。



それではまた何か動きがあれば報告します。






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