1回戦 かずなのウソツキ2択
今回は映画監督で「時をかける少女」などヒット映画が多数ある大林宣彦さんに関するクイズです。
【2問目】
角川グループの映画「金田一耕助の冒険」を撮っている時、最初の頃は担当の人が角川春樹さんに毎日撮影の様子を報告されていたそうです。ところが、ある報告をしたら角川さんが「あの方に全てお任せしなさい」と信用してくれて、担当の人も来なくなったそうです。その報告とは・・・・
A:映画でスタートを表すカチンコが壊れた際に、ゴミ箱に捨てたスタッフに怒ったこと
B:照明の光を反射させる板を飛び越えていたスタッフに対して怒ったこと
スタッフみんなで野原でお弁当を食べていたとき、照明係さんが照明の光を反射させるレフ板を飛び越えたそうです。
それを見た大林監督は「君にとってレフ板は武士にとっての刀のようなもので、それを飛び越えるのは無礼ではないか。そんなことをしてはいけないよ。」と言ったそうです。
この話が角川さんに伝わると「何というありがたい監督がうちの映画をつくってくれているのだろう。あの方に全てお任せしなさい」と言われたそうです。
ちなみに角川さんのことを大林さんは非常にバランス感覚のある人だなあ、と感心した話として、「自分は出版社の社長です。本屋のおやじが映画が好きだから映画を作っています、と本当のことを言ったら全国の本屋に対する裏切り行為でしょう。だから本を売るために映画を作っている、としか言えない。」と言われたことです。
そのとき「お主、できるな」と。大林監督の好きな「我慢の美学」があり、きちんと筋を通しているところがあり、角川さんとつき合ってみようと思ったそうです。
ということで正解はBの「照明の光を反射させる板を飛び越えていたスタッフに対して怒ったこと」でした。
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