O平成22年5月15・16日 隠岐三度ドン深高場



 
昨年の大鯛を釣ったイメージを抱きながら、5月15・16日に隠岐釣行を計画した。
というのも、今年のGWの隠岐釣行は、過去最悪の出来。1泊2日であったが
持ち帰ったのは32pのカサゴのみである。これでは、次に進めない。

 1番船で渡してもらうことになり、御前1時には七類港へ到着した。すぐにそろったために出港。
なんと、3時頃には釣り場に着いていた。GWに情けない結果に終わっているだけに、
釣り座に着くやいなや乾杯する心の余裕は無かった。すぐにフカセでもカゴでもできる状態を作ると、
早速カゴを振った。この時点では、2日間、カゴを降り続ければ真鯛を釣ることができるだろうと考えていた。
どん深から赤灘を望む

 
1日目、とても多くのエサ取りと闘いながら、カゴを振った。前回の経験もあり、
日中はあまり食べて来ないだろう。夜に勝負しようと安易な気持ちでいた。
H氏とK氏と磯で簡単な焼き肉をしてから、いよいよ夜!しかし、メバルとカサゴしか
釣り上げることができない。夕方からの突っ込み潮のおかげで、
遠投してもウキがすぐに足下へ寄ってきてしまう。

 朝の1時半まで粘ったが、あまり良い感じが無く、結局寝ることにした。
この時期はまだ蚊もあまり出てきておらず、涼しい中で過ごすことができた。
もう少し暖かくなると蚊が出てきてしまうので、その対策が必要となる。

 2日目の朝起きると、なにやら、「ブシュー」と海水を吐き出す生物がいる。
イルカの大群である。しかも、例年見ているイルカの群れに比べると、数も多いし、
イルカ自体のサイズも非常に大きい。K氏は、「ありゃー、こりゃ駄目だ。」と嘆いていた。


 真鯛の気配が無いまま、迎えまで残り5時間となった。こうなれば、意地である。
これまで狙っていなかった場所、タナ、流れを次々に変更しながら魚を探り、実に5匹のお土産を
持って帰ることができた。しかし、さらなるレベルアップを心に誓ったのであった。

 



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