A平成14年5月4・5日 隠岐島前三度セワキ

 5月4日朝4時、三度漁港より3日に引き続き渡船「ダイキン」にお世話になり、一級磯を目指した。なんでも、
5月4日は西風が強くダイキンがチャーターを行わなかった。その為、3日に渡った釣り人で三度を独占する結果と
なった。4時に船に乗ると、暗い中、長尾鼻に向かって地磯を移動するライトが3つ、港を出たところで見てみると、
灯台下にも既に人が入っていた。4日午後には雨が止む、という予報だったので、5日までの通し釣りをセワキに
選んだ。(しかし、雨は5日朝まで止まず、苦しい釣りになるのであった。)

さすが!
仕掛けを作っていると、うっすらと明るくなってきた。海中の様子が分からないので、とりあえず撒き餌を打って、
15mくらい沖を流していると・・・・・、チヌである。35p。前日同様にまだ釣っていない優しいコック長にスカリを
借りることになった。そうこうしているうちに、コック長もチヌを釣り上げた。
トーナメント(釣行記、@三度長尾鼻を参照)を行っていることもあり、ここから2日間、セワキを攻めつづけるのである。


    セワキのポイント図(船着場は、コック長の釣り座)

セワキは上の図のような形になっている。当日は左からの潮で、結構速く流れていた。雨が激しく降っていたの
で、湾内から大量のドロが流れ出て、海の表面を覆い尽くすこともあった。
 隠岐の島では、仕掛けは軽くすることより、いち早くタナを取る方がいいだろうと考えて、ウキは1号の円錐ウキ
(遠投用)を使用した。ハリスは2号を3ヒロ取った。誘導は1ヒロである。上の図の水色の所は、釣り座からも
よく分かるが、浅くて4ヒロで根掛かりする。また、3ヒロの固定でも試してみたが、4ヒロで釣った方が食いが
良かった。ハリス2号、島根半島ではほとんど使用しない太さであるが、3回尾長グレに飛ばされました。
(コック長も飛ばされていました。)


さて、
そんな調子で、5月4日4時〜5月5日11時まで、セワキを攻め続けた。結局、4日夕方7時までにチヌ
35〜45pを10枚。タケポン初の1日2桁釣りである。その後、
「マダイ!マダイ!」楽しみにしていたマダイ狙い・・・・が!!
なんと、ダイキン「松尾丸」の船のボックスの中に、カゴセットを忘れてしまった。
横で、コック長が優しく「余分があるから貸してあげようか。」と声をかてくれたが、フカセで狙うことにした。
数時間釣っても何の当たりもないため、眠りについた。(10時)
タケポンは、テントを持っていっていたので、Tシャツにトランクスで、寝袋にくるまり、快適な夜を過ごした。
その横で、
11時頃、コック長は青いビニールシートにくるまって雨に打たれながら寝ていた。タケポンのテントは一応
2人用。しかし、180p以上85s以上のタケポンが横たわると、2人用は1人用になっていた。
コック長に申し訳なく思いながらも、朝の4時頃まで、気持ちよく寝た。
さあ、
残り約6時間、H氏とY氏はどれだけ釣っているのだろうか。今、我々に出来ることは、数を増やすことだけである。
コック長と仲良くコーヒーを飲み、戦闘開始!と、これまたチヌ!いきなり時合いが来た。それぞれ3枚釣ったところで
沈黙。アイゴが寄ってきた。アイゴをかわすために、タナを深く取り、遠投に切り替えた。しかし、一向にダメ。
思い切って、タナを3ヒロ弱にして、下の見えている磯際を狙ってみると、これが当たり。ポツリ、ポツリとではあるが
数を重ねた。そして、時間終了。結果は以下の通りである。

名前 サイズ 枚数
Y氏 36〜42p 11
H氏 36〜54p 16 大物賞
コック長 35〜40p 15
タケポン 35〜45p 19 大漁賞





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