知恩院編
1日目のクライマックス、「秋の夜間特別拝観」は、高台寺組と、知恩院組。女性陣はみいんな高台寺の方に流れてしまったので、知恩院に向かったのは男の子組(雰囲気ねえよな…)。そんな奴等の目の前にまず現れましたのは、日本最大の三門。ライトアップで浮かび上がっている!かっこよすぎ…。その三門のふもと?では、ジャズのライブやってました。なんでも夜間拝観の時期の週末に行われているようです。さすがに平安神宮の倉木麻衣ほどの派手さはないけど、粋です。
 時間がないのでさっさと和風照明に導かれるように(綺麗です)参道を上って、とてもでかい御影堂に参拝。中はやはりとてもでかい空間(木造だよ)で、薄暗い中に仏像が浮かび上がっているカンジ。徳川家の京都での菩提寺だそうで、「狸親父大御所様」も奉られてました。ここで特筆すべきは、その内部空間。そこかしこに、「仏教」とか「文化」とか「建築」とか、そういったことに無関係な老若男女(まあカップルが多かったけど)が、外陣に腰を下ろしてたたずんでいる。入ったときは、「これから何かあるのか?」と思ったけど、そうではなく、ただ、そこにいる、のです。僕もしばらく座ってみたら、もう、「遅れても、待たせてしまおう高台寺組(笑)」てなカンジで、癒されます、あそこは。ひょっとしたら、こんなトコは、日本中でこの時期のココにしかないのかも?と思ったりして。ホントに、不思議な、トコでした。
 さらに参道を上って、日本三大梵鐘の一つ、鐘楼へと。「京都の除夜の鐘」といえばココ、のようです。もちろんココもライトアップ!でももうこの時点でほとんど時間切れ。さっさと引き返さないと高台寺組に叱られちゃう!!(←弱)。
 このときの肝心の紅葉ははっきりいって「サッパリ」でしたが、それでも、「外した」とは微塵も感じませんでした。それってやっぱり、「演出の巧さ」と「ここが京都であること」、ていうことなんじゃないかなあ。結局高台寺組と合流しても、お互い「こっちの方が良かったのに、君たち損したね!」の言い合いになっちゃったりして。

 秋の京都の夜間拝観、みなさん、いつか一度は、行ってみて欲しい。そんな場所に「あおぞら部会で行った」というのも、これまたひとつの思い出。
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