おまけの館
更なるおまぬけ→〔鳥取県の大誤解(笑)〕
T.県立・米子東高等学校が、背景として使われる U.これが青山剛昌さんの(元)実家だ! V.谷口ジロー氏の描く鳥取市の風景。鳥取大火災。 W.鳥取県史上最大スケールの漫画(前編) X.鳥取県史上最大スケールの漫画(後編) Y未定 Z未定 [未定 他 こまごまとしたこと。 |
弘兼憲史 『ガクラン放浪記』 第4巻 (日本文華社 S59/12/5初版)より |
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背景が使われているのは現・県立米子東高等学校です。 旧制「米子一高」とありますが、取材は米子東高校になってからです。 原作は、稲田耕三『高校放浪記』(角川書店)。主人公である作者本人の自伝的小説です。 この巻では、三重の高校を退学になり、米子の進学校に転入する話が語られております。 P.106のように、卒業生の進学先の大学を実名で職員室前に表示していました(現在はありませんが)。 なんか、自慢しているようでみっともなかったです。撤去して正解だと思います。 |
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↑↑↑↑↑↑↑↑ このシーンは、どの作品も共通。 松の並び方や傾き方、 中央に走る線、 側溝なども全く同じです。 ↓↓↓↓↓↓↓↓ |
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背景は、やはり米子東校。見事な使い回してです(笑)。 ちなみにP.100は、通称1グラ(第1グラウンド)。硬式野球部御用達です。現在は黒土になっております。 P.107は通称2グラ(第2グラウンド)。ここでは、陸上、ハンドボール、軟式野球などが兼用しております。 通称3グラ(第3グラウンド)というのもありまして、サッカー、ラグビー、ソフトボールが兼用してます。 いかに硬式野球部が優遇されているか分かります。 これだけ優遇されてんだから、その分、甲子園に出て欲しいと思うのは、多分私のわがままでしょう(笑)。 |
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これも使い回し・・・・・と言うか、米子東モドキです(笑)。 教師が窃盗を犯す話なので、本当の名称使用を控えたようです。「学校法人・光和学園」となっております。 P.109は、実際は中庭ですが、こんな所に校門はありません。 P.110の渡り廊下があります。P.139の左の建物は部室、右は校舎、奥は体育館です。これはホント。 では、部室の向こうにある高架線は?・・・なぜか本来グランドがある所に線路が走ってます(笑)。 ま、学校法人・光和学園の話ですからね。 ホント、ローカルな話題で申し訳ない。 |
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![]() P.110 |
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見渡す限り砂ばかりの鳥取砂漠(?)を歩いていると、何故かこんな砂漠にガソリンスタンドが。 そして、そこには何故か、 「巨ツ山車両」「マイカーランド青山車両」の文字(笑)。 〔む、三菱系ですね。今、三菱のマイカーってえと、最近は少々大変そうですなぁ〕 これが青山剛昌先生の元・実家です。 本当に砂漠の中にあれば面白いのですが、 残念ながら(?)違います。由良の免許センターの近くです。 現在、立て直したそうです。だから「元・実家」。いやいや、所得番付上位の方ですからw 新しいご実家の方も、『名探偵コナン』の中で描いて欲しいですね。ついでに『コナン橋』も。 久米田先生だけのネタ(『かってに改蔵』)にしておくのは、もったいないです。 |
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![]() P.149 |
![]() P.150 |
![]() ↑こんな店員さんが↑ |
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![]() ↑「巨ツ山車両」の看板が |
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鳥取市の風景@ 吉岡温泉町の古い町並み | |||||
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鳥取市の風景A 鳥取城跡。帰省した主人公が最初に訪れる場所。 |
鳥取市の風景B |
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P.14![]() |
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鳥取市の風景C | |||||
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![]() 昭和27年4月17日午後2時55分 ――戦後最大といわれる鳥取火災は、市街地東南の駅付近の空家のボヤから始まった。 そして、不運な事に、その日フェーン現象による南からの強風が吹き荒れ、この炎が市内に飛び火した。 その日は市内各所で延焼を起こし、強風に煽られた炎は勢いを増して拡大していった。 |
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↓↓↓↓↓鳥取大火災後↓↓↓↓↓ | |
死者3名 重傷者2名 軽傷者3.963名 被災戸数5.288戸 被災人口20.451人 焼失面積163ha (市街地の2/3) |
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星野之宣 『ヤマタイカ』 第3巻 (潮出版社・希望コミックス 平成元/7/25初版発行) |
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まず、はっきり言っときましょう。これは素晴らしい! これだけ鳥取県を壮大なスケールで描いた作品は、他にお目にかかったことがない。 ちなみに星野之宣先生、鳥取県の登場する話が他にもございまして、 鳥取県の大誤解(笑)の方でも特集しておりますので(笑)、 そちらも合わせてご覧いただければ、よりお楽しみになれるかと思います。 星野先生の作品といえば、真っ先に思い浮かぶのはSF。そして、次に民俗学。 この『ヤマタイカ』は、両者をミックスさせた大作でして、SFとしても星雲賞を見事受賞しております。 この作品は、日本中の火山が次々と噴火していくお話でして、桜島だの阿蘇だの噴火していく中で、 今度は中国地方代表の大山が噴火します。そのシーンから・・・ |
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![]() P.42 |
「伯耆大山――山陰系火山列の東端に位置するが、噴火記録のない、いわゆる死火山に属する。別名を火神岳という」 「国生み神話でイザナミが死んだのは、 火の神カグツチが生まれたためだった。 この時、カグツチは父親に斬り殺されてしまう。 死火山・大山は、この死んだ火の神を祀っている。 そして、オオクニヌシ=オオナムチもまた、 大山そのものの象徴であった。」 ![]() 『出雲風土記』と『古事記』をミックスさせ、 強引に大山と出雲大社を結び付けてしまう。そして、出雲大社により 火の神カグツチが封印されているという、これもまた強引な論理展開。この辺、星野先生らしい。 出雲大社の巨大〆縄に落雷直撃!! 封印が解かれた大山が・・・・・・・ |
![]() P.43 |
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↓↓↓一瞬の静寂の後↓↓↓![]() |
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噴火が始まる・・・噴煙立ち上る頂上![]() |
↓逃げ惑う登山客たち↓ ↓崩れる大山北壁↓![]() ![]() |
↓↓↓そして大山、大噴火!↓↓↓ | |
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・・・・・後編に続く。乞うご期待!! |
星野之宣 『ヤマタイカ』 第3巻 (潮出版社・希望コミックス 平成元/7/25初版発行) |
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先回は、鳥取県の誇る名峰・大山の大爆発シーンをお見せしました。 今回の主人公は、大爆発の際に飛んでおりました飛行機です。その行方にご注目あれ。 |
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大山爆発の際、火山弾を喰らった飛行機。 (米子空港発、大阪行) 機内での機長と副長の会話 副長 「高度が落ちます、機長!」 機長 「尾翼をやられた、方向もきかん! 鳥取砂丘に胴体着陸するぞっ」 むう、大山の噴火で傷ついた飛行機が 鳥取砂丘に胴体着陸とは す、、素晴らしいっ!! 鳥取県最大の観光名所を、それも両方見せ場に 持ってくるとは、星野先生、見事です。 ![]() |
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眼前に迫る↓鳥取砂丘 そして、胴体着陸の瞬間が→ ![]() |
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↓↓胴体着陸無事成功之図↓↓ | ||
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おお、噴煙上げる大山をバックに、胴体着陸した飛行機が鳥取砂丘に・・・・・ か、、、カッチョいぃ〜〜っっ!! ま、実際のところ大山と鳥取砂丘は直線距離にして80km以上離れておりまして、 鳥取砂丘からこんなに大きく、こんなにはっきりと大山は見えないとは思うのですが、 そこは、それ。演出(映像美)の一環として無視してもOKでしょう。 〔名作『2001年宇宙の旅』の(注)オープニングみたく〕 この話の主人公の神子(みわこ)が、出雲大社から大山に向かう途中(大山にすら未到着)、 飛行機の中にいる父と弟(岳彦)を案じて「砂丘よ。急いで」と助手席から言うシーンがありまして、 何で80km以上も先の鳥取砂丘に飛行機がいるのが分かるのか?もしかしたら星野先生、 大山と鳥取砂丘は、すぐ近くにあると思っているのでは?・・・・という気もヒシヒシとするのですが、 まぁ、神子(みわこ)は超能力者という設定ですし、身内の危機を察知したということで。これもOK。
ここまで鳥取県の魅力を見事に、そして壮大に引き出した漫画家って、今まで存在しません。 ビバ!星野之宣!! 片山さん(←知事)、鳥取名誉県民とか、考えてみたらどうです? いや、マジで。 鳥取県の大誤解(笑)でも活躍しておりますし・・・・ |