おまけの館
〔鳥取県の出てくる漫画〕

更なるおま〔鳥取県の大誤解(笑)〕

T.県立・米子東高等学校が、背景として使われる
U.これが青山剛昌さんの(元)実家だ!
V.谷口ジロー氏の描く鳥取市の風景。鳥取大火災。
W.鳥取県史上最大スケールの漫画(前編)
X.鳥取県史上最大スケールの漫画(後編)
Y未定
Z未定
[未定
他 こまごまとしたこと。

T.県立・米子東高等学校が、背景として使われる

弘兼憲史
『ガクラン放浪記』
第4巻
(日本文華社 S59/12/5初版)
より
  背景が使われているのは現・県立米子東高等学校です。
旧制「米子一高」とありますが、取材は米子東高校になってからです。
  原作は、稲田耕三『高校放浪記』(角川書店)。主人公である作者本人の自伝的小説です。
この巻では、三重の高校を退学になり、米子の進学校に転入する話が語られております。
P.106のように、卒業生の進学先の大学を実名で職員室前に表示していました(現在はありませんが)
なんか、自慢しているようでみっともなかったです。撤去して正解だと思います。
P.104 P.106 P.154
↑↑↑↑↑↑↑↑
このシーンは、どの作品も共通。
松の並び方や傾き方、
中央に走る線、
側溝なども全く同じです。
↓↓↓↓↓↓↓↓
作・矢島正雄 画・弘兼憲史
『人間交差点』

第21巻

(小学館・ビッグコミック 1990/4/5初版)
より
 背景は、やはり米子東校。見事な使い回してです(笑)。
ちなみにP.100は、通称1グラ(第1グラウンド)。硬式野球部御用達です。現在は黒土になっております。
P.107は通称2グラ(第2グラウンド)。ここでは、陸上ハンドボール軟式野球などが兼用しております。
通称3グラ(第3グラウンド)というのもありまして、サッカーラグビーソフトボールが兼用してます。
  いかに硬式野球部優遇されているか分かります。
これだけ優遇されてんだから、その分、甲子園に出て欲しいと思うのは、多分私のわがままでしょう(笑)。
P.100 P.89 P.110
P.107
弘兼憲史
『ハロー張りネズミ』

第16巻

(講談社・ヤングマガジン 1978/1/17初版)
より
  これも使い回し・・・・・と言うか、米子東モドキです(笑)。
教師が窃盗を犯す話なので、本当の名称使用を控えたようです。「学校法人・光和学園」となっております。
P.109は、実際は中庭ですが、こんな所に校門はありません。
P.110の渡り廊下があります。P.139の左の建物は部室、右は校舎、奥は体育館です。これはホント。
では、部室の向こうにある高架線は?・・・なぜか本来グランドがある所に線路が走ってます(笑)。
  ま、学校法人・光和学園の話ですからね。  ホント、ローカルな話題で申し訳ない。
P.109
P.110
P.142
P.129 P.139

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U.これが青山剛昌さんの(元)実家だ!

青山剛昌
『YAIBA〔ヤイバ〕
4巻

(小学館・少年サンデーコミックス
1989/11/15初版)
より
見渡す限り砂ばかりの鳥取砂漠(?)を歩いていると、何故かこんな砂漠にガソリンスタンドが。
そして、そこには何故か、
「巨ツ山車両」「マイカーランド青山車両」の文字(笑)。
        〔む、三菱系ですね。今、三菱のマイカーってえと、最近は少々大変そうですなぁ〕

 これが青山剛昌先生元・実家です。 本当に砂漠の中にあれば面白いのですが、
残念ながら(?)違います。由良の免許センターの近くです。
 現在、立て直したそうです。だから「元・実家」。いやいや、所得番付上位の方ですからw
新しいご実家の方も、『名探偵コナン』の中で描いて欲しいですね。ついでに『コナン橋』も。
久米田先生だけのネタ(『かってに改蔵』)にしておくのは、もったいないです。

P.149

P.150

 ↑こんな店員さんが↑

「巨ツ山車両」の看板が

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V.谷口ジロー氏の描く鳥取市の風景。鳥取大火災。

谷口ジロー
『父の暦』
(小学館・1995/1/1初版)より
県総合情報誌・鳥取NOW 2003Winter Volume より
鳥取市の風景@ 吉岡温泉町の古い町並み
鳥取市の風景A
 鳥取城跡。帰省した主人公が最初に訪れる場所。
鳥取市の風景B
P.14
鳥取市の風景C



昭和27年4月17日午後2時55分

――戦後最大といわれる鳥取火災は、市街地東南の駅付近の空家のボヤから始まった。
そして、不運な事に、その日フェーン現象による南からの強風が吹き荒れ、この炎が市内に飛び火した。
その日は市内各所で延焼を起こし、強風に煽られた炎は勢いを増して拡大していった。
↓↓↓↓↓鳥取大火災後↓↓↓↓↓
死者3名
重傷者2名
軽傷者3.963名
被災戸数5.288戸
被災人口20.451人
焼失面積163ha
(市街地の2/3)

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W.鳥取県史上最大スケールの漫画(前編)

星野之宣 『ヤマタイカ』 第3巻
(潮出版社・希望コミックス 平成元/7/25初版発行)
 まず、はっきり言っときましょう。これは素晴らしい!

これだけ鳥取県を壮大なスケールで描いた作品は、他にお目にかかったことがない。
ちなみに星野之宣先生、鳥取県の登場する話が他にもございまして、
鳥取県の大誤解(笑)の方でも特集しておりますので(笑)、
そちらも合わせてご覧いただければ、よりお楽しみになれるかと思います。

星野先生の作品といえば、真っ先に思い浮かぶのはSF。そして、次に民俗学
この『ヤマタイカ』は、両者をミックスさせた大作でして、SFとしても星雲賞を見事受賞しております。

 この作品は、日本中の火山が次々と噴火していくお話でして、桜島だの阿蘇だの噴火していく中で、
今度は中国地方代表の大山が噴火します。そのシーンから・・・

P.42
「伯耆大山――山陰系火山列の東端に位置するが、噴火記録のない、いわゆる死火山に属する。別名を火神岳という」
「国生み神話でイザナミが死んだのは、
火の神カグツチが生まれたためだった。
この時、カグツチは父親に斬り殺されてしまう。
死火山・大山は、この死んだ火の神を祀っている。
そして、オオクニヌシ=オオナムチもまた、
大山そのものの象徴であった。」


 『出雲風土記』『古事記』をミックスさせ、
強引に大山と出雲大社を結び付けてしまう。そして、出雲大社により 火の神カグツチが封印されているという、これもまた強引な論理展開。この辺、星野先生らしい。
 出雲大社の巨大〆縄に落雷直撃!!
封印が解かれた大山が・・・・・・・

P.43
↓↓↓一瞬の静寂の後↓↓↓
噴火が始まる・・・噴煙立ち上る頂上
↓逃げ惑う登山客たち↓ ↓崩れる大山北壁↓
 
↓↓↓そして大山、大噴火!↓↓↓
・・・・・後編に続く。乞うご期待!!

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X.鳥取県史上最大スケールの漫画(後編)

星野之宣 『ヤマタイカ』 第3巻
(潮出版社・希望コミックス 平成元/7/25初版発行)
 先回は、鳥取県の誇る名峰・大山大爆発シーンをお見せしました。
今回の主人公は、大爆発の際に飛んでおりました飛行機です。その行方にご注目あれ。
 大山爆発の際、火山弾を喰らった飛行機。
              (米子空港発、大阪行)

 機内での機長と副長の会話
副長 「高度が落ちます、機長!」
機長 「尾翼をやられた、方向もきかん!
    鳥取砂丘胴体着陸するぞっ」

むう、大山噴火で傷ついた飛行機が
鳥取砂丘に胴体着陸とは
す、、素晴らしいっ!!

鳥取県最大の観光名所を、それも両方見せ場に
持ってくるとは、星野先生、見事です。

眼前に迫る↓鳥取砂丘   
           そして、胴体着陸の瞬間が
↓↓胴体着陸無事成功之図↓↓
 おお、噴煙上げる大山をバックに、胴体着陸した飛行機が鳥取砂丘に・・・・・
か、、、カッチョいぃ〜〜っっ!!

 ま、実際のところ大山鳥取砂丘は直線距離にして80km以上離れておりまして、
鳥取砂丘からこんなに大きく、こんなにはっきりと大山は見えないとは思うのですが、
そこは、それ。演出(映像美)の一環として無視してもOKでしょう。
                      〔名作『2001年宇宙の旅』(注)オープニングみたく〕

 この話の主人公の神子(みわこ)が、出雲大社から大山に向かう途中(大山にすら未到着)、
飛行機の中にいる父と弟(岳彦)を案じて砂丘よ。急いで」と助手席から言うシーンがありまして、
何で80km以上も先の鳥取砂丘に飛行機がいるのが分かるのか?もしかしたら星野先生、
大山鳥取砂丘は、すぐ近くにあると思っているのでは?・・・・という気もヒシヒシとするのですが、
まぁ、神子(みわこ)超能力者という設定ですし、身内の危機を察知したということで。これもOK。

(注) 実際に宇宙空間で撮影した場合、太陽と地球と月が一直線に並んだ映像はあり得ない。どちらの星に焦点を合わせても、
他の星がボケてしまう。もっぱら映像美を優先させたオープニング。だが、それが大成功だったのは語るまでもない事実。


 ここまで鳥取県の魅力を見事に、そして壮大に引き出した漫画家って、今まで存在しません。
  ビバ!星野之宣!!

片山さん
(←知事)、鳥取名誉県民とか、考えてみたらどうです? いや、マジで。
              鳥取県の大誤解(笑)でも活躍しておりますし・・・・

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E未定

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F未定

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G未定

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他 こまごまとしたこと

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