『パタポン2』田中和雄 編(童話屋)
「幼い子の詩集」という副題をもつパタポン。第1集をしのぐ名作ぞろい。詩はちょっと苦手というお父さんお母さん、手にとってごらんください。この本がきっと、詩の世界への入り口になることでしょう...
『ことばあそびうた・また』ぶん谷川俊太郎、え瀬川康男(福音館書店)
一流の詩人と一流の画家の合奏は、たのしい言葉あそびの絵本。
『ブルーナのゆかいななかま第1集』ディック・ブルーナ(福音館書店)
@うさこちゃんがっこうへいく A おひゃくしょうのやんBぴーんちゃんとふぃーんちゃん
『ブルーナのゆかいななかま第2集』
C うさこちゃんのおじいちゃんとおばあちゃんDうさこちゃんおとまりにいく
Eうさこちゃんとじてんしゃ
『ブルーナのたのしいべんきょう第1集』
@まる、しかく、さんかくAしろ、あか、きいろBわたしほんがよめるの
『ブルーナのたのしいべんきょう第2集』
C じのないえほんDもっとほんがよめるのEおーちゃんのおーけすとら
うさこちゃん(ミッフィー)でおなじみ、ディック・ブルーナ。これで、福音館から出ているブルーナの全シリーズがそろいました。「子どもがはじめてであう絵本」全4集16巻、『ブルーナのゆかいななかま』全2集6巻、『ブルーナのたのしいべんきょう』全2集6巻、の全28冊です。赤ちゃんも、ブルーナの絵本は大好き。
『したきりすずめ』ぶん松谷みよ子、え瀬川康男(フレーベル館)
聞いてよし、見てよし。松谷・瀬川という、この上ない作者による、昔話えほんの決定版。
『雲のてんらんかい』いせひでこ(講談社)
雲には、見飽きることのない表情があり、たちどころに移りゆく物語があります。そんな雲の多様な姿を、絵と詩にあらわした絵本です。
『どうぶつのおっぱい』わしおとしこ(アリス館)
子どもたちは、おっぱいが大好き。カンガルー、ラッコ、フラミンゴ、アシカたちのおっぱいはどこにあるのかな。いくつかな。27種類のどうぶつの、おっぱい写真集。
『チリとチリリ』どいかや(アリス館)
チリとチリリは自転車をはしらせ森のなかへ。そこでは、どうぶつたちとの楽しい交流がいくつも。「どんぐりコーヒー」と「れんげティー」の香りがしてきそうな、やわらかくてかわいらしい絵です。
『めっきらもっきらどおんどん』ぶん長谷川摂子、絵ふりやなな(福音館書店)
「となりのトトロ」も顔負け、子どもにおとずれる神隠し。『かいじゅうたちのいるところ』にも匹敵する異界へのサーフィン。
『講談社のバーバパパえほん』アネット=チゾン/タラス=テイラー
@バーバパパたびにでる Aバーバパパのいえさがし
BバーバパパのはこぶねCバーバパパのがっこう
DバーバパパのだいサーカスEバーバパパのプレゼント
Gバーバパパのなつやすみ
1970年代にフランスで生まれたおばけのバーバパパ。なんにでも変身できるバーバパパ一家の子どもたちは、動物好きに歌上手、踊り上手に力持ち、発明家、勉強家、芸術家と、実にさまざま。動物愛護、エコロジー、教育に対する一貫した見方がにじんでいて、さすがはフランスと言ったところ。
『子ども版 声に出して読みたい日本語』 齋藤孝 編 (草思社)
1 どっどどどどうど 雨ニモマケズ〈宮沢賢治〉
2 柿くえば鐘が鳴るなり〈俳句〉
3 朋有り遠方より来たる〈論語〉
4 朝焼け小焼けだ ゆあーんゆよーん〈近代詩〉
5 ややこしや 寿限無寿限無〈言葉あそび〉
6 春はあけぼの 祇園精舎の鐘の声〈古文〉
7 メロスは激怒した 吾輩は猫である〈近代文学〉
8 われ泣きぬれて蟹とたわむる〈石川啄木〉
9 国破れて山河あり〈漢詩〉
日本語ブームの火付け役となった『声に出して読みたい日本語』の子ども版。言葉をからだごと味わってしまおう、というのがねらい。編者の齋藤孝が手がけるNHK教育テレビ「にほんごであそぼ」のおかげで、「寿限無」は日本中の子どもが口ずさむようになりました。
齋藤氏いわく「いまは大人、子どもを問わず、不機嫌な人が多すぎる。かつての日本人はこれほどに不機嫌ではなかった。言葉で遊びながら、人とうまくコミュニケーションをとっていた。」とのこと。さあ、親子でいっしょに「ややこしや〜 ややこしや〜」。
『くずかごおばけ』せなけいこ(童心社)
子どもたちの大好きな、せなけいこ・おばけえほんシリーズの一冊。ものをすぐポイポイ捨てる子に立ちはだかるのがこのおばけ.
『パトカーのピーすけ』文さがらあつこ 絵やぎゅうげんいちろう(福音館書店)
ゆっくんの最初のおもちゃ、パトカーのピーすけ。公園においてけぼりになったピーすけが、うちへ帰ろうとするものの、それは冒険になるのでした。
『花はどこに咲いているか――Jポップで哲学する』 著者 西元和夫
(本園の講師です。)
バンプオブチキン・奥田民生・小沢健二の歌詞、芭蕉・熊谷守一・荒川修作の芸術、良寛に創世記に股のぞき。一見、無節操な思索を通底するものは、身読してみれば、ただひとつ。それに名前をつけるなら「空-風-いのち」。
『いちばん大事なこと』 著者 養老孟司
環境問題のむずかしさは、先ずは何が問題なのか、きちんと説明するのはむ
ずかしいことにある。しかし、その重要性は、戦争、経済などとも比較になら
ない。百年後まで人類がまともに生き延びられるかどうかは、この問題への取
り組みにかかっているとさえいえる。だからこそ、環境問題は最大の政治問題
なのである。
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