エメラルド山脈トレッキング

鳥取県日野郡日南町平成の大合併劇の嵐を凌ぎ、単町立町を選びました。中国山地のど真ん中に位置し岡山、広島、島根県に接する山間の雛の地です。中国山地を越えるJR伯備線が南北を通じている他には今は格別賑わう道もないおかげか、ゆるやかな風土記の世界が少しは残っています。移り行く下界の様子を、千年変わらない天空の原から眺めてみるのもいかがなものでしょう~~
  大倉山

  Okurayama
  1112m 
鳥取県日野郡日南町・石見西小学校横の林道を進み分岐を右にとる。
行き止まりから登る。まともな道はない。ここはまだ開発途上の山。
てっぺんから邑のあちらこちらから立ち上る「かまど」の煙を眺めると
いにしえの王の気分になる。向かいの鬼林山の姿も美しく、峰火通信
ネットワークの言い伝えもあながち伝説の世界とは言えないようだ。
大倉山 観音岩
 
  花見山

 Hazumayama
  1188m
日南町花見山スキー場からが最短コース。ロッジから900mの尾根
までは舗装された道を4WDで登る。4月には路傍やコースを水仙の
花が飾る。自然が公園風にアレンジされてゆくのも面白い。
山頂近くのブナ樹・春のアジサイ・牡丹・秋のナナカマド皆すばらしい。
花見山の風景へ
  船通山

 Sentsuzan
  1143m
島根県横田から県境の簸乃上温泉を目指す。鳥上滝コース登山口
から「天のむらくもの剣」碑が建つ山頂までよく整備された道を約1時間。
ヤマタノオロチと須佐之男命、稲田姫たちの住む神話ロマンのあふれる
地です。神話の起源にふれることも楽しみのひとつだ。頂上付近の
カタクリ群落、天然記念物のイチイの樹は樹齢二千年とも言われいてる。

  比婆山
 Hibasan
 1264m
広島県西条・JR木次線油木から県民の森・六の原へ。
毛無山kenashi1144m、烏帽子山1225m、立烏帽子山1225m、
の連峰縦走は体力にあわせて♪イザナミノミコトの御陵をめぐる旅も
面白い。おろちループ、延命水など近くには立ち寄るべき新名所も多い。



ミヤマカタバミ
  道後山

 Dougoyama
  1269m
中国山地のほぼ中央に位置する。「月見ヶ丘」から登る。
岩樋山iwahiyamaを経て一度、両国牧場へ下り、山頂へ向かう。
伯耆と備後の国境に延々とつづく石垣は牛の放牧が盛んだった頃の
名残り。大パノラマと高原散歩をお楽しみください。
6月アカモノ、イワカガミなど良し。
  吾妻山

  Azumayama
  1239m

熊野神社の大鳥居をくぐり、広島県第二の大杉など見物してから向かう
余裕も欲しい。山の家から登る。比婆連峰から眺めると柔らかな草緑色
の独立峰で、四季それぞれのお花畑を楽しめます。
イザナミノミコトの葬られたという隣の比婆山に向かってイザナギノミコト
が「吾が妻よ」と叫んだ山であると一書に曰く。

ショウジョウバカマ
  玉峰山

  Tamamine
  820m
島根県仁多に位置する。今ではソバで有名な亀嵩kamedake駅で一服
森林公園に進み、キャンプ場近くの登山口から。下りは遊歩道分岐点
から迂回してトレッキングコースを楽しむ。春のイワカガミは可憐だ。
低山ですが、岩の造形は面白い。最後の長い下りの鉄階段はスリル
もあって楽しい。

  毛無山
  Kenashi
  1218m
岡山県「メルヘンの里・新庄村」から。毛無しと言えども貴重なブナの林
に覆われた不思議な山。kenashigasenと言う。その昔出雲街道一番の
難所といわれたところ。九合目の休憩舎で一服。頂上からは中国山地
のやさしい山なみが大パノラマで一望できる。
春は頂上広場直下のカタクリの群落が人気で賑やかになる。
毛無山から
  蒜 山

  Hiruzen

 
岡山県旧八束村・塩釜ロッジから中蒜山往復の銀座コースが手ごろか
五合目「本気・やる気・根気」の看板のもとで一服。
6月は真っ赤なツツジが鮮やかだ。小さな祠にお参りをして一気に頂上
へ向かいます。上蒜山へ向かう稜線の姿やユートピアの眺めはさらに
美しく登攀意欲をそそります。三座縦走は健脚向き。
  石鎚山

  Ishizuchi
  1974m
中国・四国の最高峰。さすがに日帰りとはいきません。
1982mの天狗岳は遠慮しましたが鎖場を満喫しました。


石鎚山頂上

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