追 及 質 問  11回目

 わかりましたので、理解いたしました。

 次に、地方分権推進と全国知事会の件で追及いたしますが、今朝ほどの質問に対する
抱負を伺いましたが、私は何点か危惧する点がありますので、そのことについて再度お尋
ねをしたいと思います。

 全国知事会については、それぞれが異なる地域事情を抱えた知事の集まりであり、地方
分権推進という点では一致団結されておりますが、今後、三位一体改革をめぐる国との攻
防が各論の段階に入れば、地方団体間の利害が相反する事態が生じてくる場合も考えら
れます。立場の違いとか意見の違い等から知事会がまとまらず、分裂というようなことがあ
るかどうかお伺いしたいと思います。

 また、義務教育を国から外すのはよくないという決議が全国の市町村議会から随分来て
いる。全国知事会の声が果たした地方の声なのか大変疑問だと、森前総理が教育基本法
改正を求める中央国民大会において疑問をなげかけたというふうに仄聞しておりますが、
この点についてはいかがでしょうか。


 続いて2点目でございますが、こんたびの三位一体改革派、私は今のところ一応国と地方
痛み分けといったように受けとめております。もともと700兆円に上る借金をどのようにして
解消していくのかという命題があるわけで、これで終わりというわけではない。これは知事も
先ほど答弁の中でおっしゃっておりました。

 今後の改革について、私は決して安易な妥協や増税策に走るということではなく、やはり
国自らも痛みを持った行財政改革に向かうべきであると思っております。地方分権の進捗
に見合った新たな国と地方の民主的な関係がもとめられていかなければいけないのでは
ないかと思うのです。これは国家としての新しいシステムづくりへの挑戦にもなるでしょうが、
全国知事会として果たしてどこまで踏み込めるとお考えでしょうか。今朝御答弁をいただい
たことで大体は察しがつくのですが、改めてお聞きをしたいと思います。





                                          知事の答弁



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