追 及 質 問  6回目

 安心いたしましたので。

 それともう1点、今2点が島根県との同意条件になっているのですが、斐伊川治水計画が
できたのが1979年ぐらいですか、25年ぐらいたちますね。この間に、やはり一つ大きな
自然環境の変化というものがあったというふうに認識しなければいけないと思います。せん
だっても気象庁の発表で、地球温暖化の影響で20世紀に10センチは海面水位が上昇し
ていると。そして、21世紀の末までには最大約90センチ上がるという見込みを出しており
ます。そうなりますと、1年に約1センチ近くずつが上昇していく。美保湾の水位が30年に
一度高潮被害が生じるのだよという気象庁の見解だったのですが、30年に一度が今3年
続いております。今年に至っては一度ならず二度も上がりました。こういう具体的な例にも
ありますように、私たちはやはり海面の水位上昇を見落としてはいけないのではないかとい
うことが1点です。

 そのときと、たまたま今回の新潟県の集中豪雨のようなものが斐伊川水系に降ったとき
には、宍道湖の水位が2.7メートル上がるだろうというシミュレーションを国交省が出した。
それで今回の発表にもつながったというような話も私は仄聞しているのですが、これはちょっ
と定かではないのですが、そういう集中豪雨と海面水位の上昇とか重なるということというの
は十分考えられるのではないか。1.44メートルの堤防護岸で本当に大丈夫なのか、そこ
のところをもう1点見直しを主張すべきではないかということを私は考えるのですが、いかが
なものでしょうか、お尋ねします。





                                          知事の答弁



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