第2章 文字を華やかに


第1章では、実際にプログラムを作成して、画面に文字を表示させましたね。
しかし、白い画面に黒い文字だけ、というのはなんとも地味ですね(^^;)

そこで、第2章では文字の装飾について解説したいと思います。
まずは、次のプログラムを入力して実行してみてください。
	color 255,0,0
	mes "赤い文字"
	stop

実行してみましたか?文字が赤い色になったはずです。
色を変えるには、このcolorという命令を使えば良いのです。

colorという命令の右に、3つの数字がありますね?
この3つの数字が左から、の明るさを表しています。
この数字は0〜255の範囲で入力してください。0が一番暗くて、255が一番明るくなります。
この3つの数字の間には必ず「,」を入れるように注意してくださいね。

次のプログラムも実行してみてください。
	color 255,0,255
	mes "紫"
	color 255,255,0
	mes "黄"
	color 255,100,0
	mes "橙"
	color 100,100,100
	mes "灰"
	stop

どうです?いろいろな色の文字が表示されましたね。
実は、この3色の強弱を上手く使えばどんな色でも作れてしまうのです!
ちなみに、0,0,0なら黒 255,255,255なら白になります。
これで好きな色の文字を表示できるようになりましたね(*^^)





さて、次のプログラムにいきましょう。
	font "MS ゴシック",50,0
	mes "大"
	font "MS 明朝",50,0
	mes "大"
	font "MS ゴシック",25,0
	mes "中"
	font "MS ゴシック",10,0
	mes "小"
	stop

いろいろな文字が表示されたと思います。
fontというのは、文字の大きさや形を変える命令です。

fontの右に最初に来る、"MS ゴシック"というのは文字の書体の名前です。
中学生以上のもう習ったかもしれませんが、これは文字の種類のことです。
""の間に変えたい書体の名前を書くだけで変えることができます。

書体の名前の後に書いてある数字は、文字の大きさを表しています。
ここの数値が大きければ大きいほど、文字も大きくなります。
ちなみにfont命令とcolor命令は同時に使えますので、是非一度試してみてください。

そして、最後に書いてある文字ですが、次のプログラムを実行してみれば分かると思います。
	font "MS ゴシック",25,0
	mes "あかつき"
	font "MS ゴシック",25,1
	mes "あかつき"
	font "MS ゴシック",25,2
	mes "あかつき"
	font "MS ゴシック",25,4
	mes "あかつき"
	font "MS ゴシック",25,8
	mes "あかつき"
	font "MS ゴシック",25,16
	mes "あかつき"
	font "MS ゴシック",25,3
	mes "あかつき"
	stop

どうです?分かりましたか?
最後の数字が1のとき、文字は通常よりも太くなります。
2のとき文字は斜めになり、4のときは下線、8のとき取り消し線がつきます。
16の時はアンチエイリアスと呼ばれるもので、文字がなめらかに表示されます。

もし、斜めの太い文字を表示したいなら、
太くするための1と斜めにするための2を足した値の3にすれば良いです。
斜めで下線がついた文字なら、2+4=6なので、6にすれば良いということですね。


今までの講座でもう分かっていると思いますが、
mescolorなどの命令と、右に書く数値や文字などの間には必ず半角のスペースが必要です。
また、その数値や文字が2つ以上ある場合、それぞれの間には「,」が必要です。
このことは、次からもずっと使っていくことなので、覚えておきましょう。

font命令で書体や大きさを変えた後に、元に戻したい場合はsysfont命令を使います。
これの使い方は簡単で、sysfontをそのままどこかの行に書くだけで元に戻ります。
↓こんな感じです。
font "MS ゴシック",25,1
mes "テスト"
sysfont
mes "テスト"
stop


さて、これで文字の装飾は自由にできるようになりましたね。
次の章では、背景など、画面を装飾する命令を紹介します。
この章が終わったら、第3章に進んでください。

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