第3章 画面を華やかに〜前半〜


前章では、文字の色や形を変えることを学びましたが、
画面はまだまだ真っ白で、とても地味です。
そこで、この章では画面を装飾することを学んでいくことにしましょう。

では、次のプログラムを入力してみてください。
	cls 4
	stop

今回のプログラムは短くて分かりやすいですね。
clsという命令で、画面の色を変えているわけです。
clsは画面を特定の色に変える命令なんですね。

clsの右の数字は、0〜4まであって、
0=白 / 1=明るい灰色 / 2=灰色 / 3=暗い灰色 / 4=黒ということになってます。





え?こんなに地味な色だけじゃつまらない?
大丈夫です。ちゃんと自分の好きな色に変える命令があります。
とりあえず、次の命令を入力・実行してみてください。
	color 255,255,0
	boxf
	color 255,0,0
	font "MS 明朝",30,5
	pos 220,200:mes "パワーアップ"
	stop

ちょっとだけ難しくなっちゃったかな?
赤い文字が黄色い画面の真ん中ぐらいに表示されたはずです。

color命令は文字の色を変える命令でしたね。
でも実は、背景の色を変えるときにもこの命令を使うんです。

実際に画面の色を変えてるのはboxf命令ですが、その前にcolor命令で好きな色に変えます。
colorで指定された色で画面を塗りつぶすのが、boxfというわけです。


その次のcolorfontはもう分かりますね?
赤い色で、大きさが30、太字・下線付きのMS 明朝体の文字を表示させようというわけです。


そして、pos命令です。
これは、文字の位置を変更する命令で、posの右にある2つの数字で位置を決めています。

この2つの数字はそれぞれx座標とy座標で、つまり最初の数字が横で次の数字が縦ということです。
画面の左上からそれぞれ指定したドットの分だけ、右下に位置を移動します。
ドットというのは、PCの画面を構成している小さな点の集まりのことです。

今、このプログラムを実行して表示されたウィンドウは横が640個・縦が480個のドットで作られています。


あとはmes命令で文字を表示させてるだけです。
ってあれ?put命令のすぐ右にmes命令がきてる!こんなのあり?
そうなんです。「:」でくぎれば、横に連続して命令が書けるんです。
これは良く使いますので、絶対に覚えておいてください。



今回はいろいろなことを習って少し疲れましたね(^^;)
第3章はまだ後半が残っていますが、後半は少し簡単に行きたいと思います。
準備が出来た人は、第3章 後半にGO!

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