序章  私と早押し機の歴史


クイズ好きの人間にとって早押し機というものに少なからず憧れがあるのではないだろうか?私もその1人です。子供の頃は早押し機というのはTVの世界のもので、夢のような存在でした。しかし、やはり早押しクイズをやってみたい・・・という思いはありました。その後学生時代になるとそのような商品などが発売されていきました。そこで私が出会ってきた早押し機を紹介していきます。



1.スーパーイントロクイズひらめきどんというクイズゲーム



ケメ子さん、SAKUさんの情報で商品名が判明しました!これは小学校中学年の時にクリスマスプレゼントで親からもらいました。別に望んだ訳ではなく、勝手に親からもらったものです。これを説明しますと、まず問題出題機に問題のカードを入れてネジを巻きます。そして裏にあるスイッチを入れると問題のカードがネジの力で少しずつでてきます。分かったところで早押しボタンを押します。すると丸い物体が出てカードは止まります。そして答え合わせをするというゲームでした。TV番組をゲーム化したものではなく、オリジナルゲームでした。小学生だったこともあり、これで遊んだことはほとんどありませんでした。問題は例えば「そうめん」と書いてあって、画像のように文字の最初から少しずつ出てくるといった単純なものでした。

これのスゴイところは、早押し機の部分は電池などを使用しない点にあります。一番早く押した人の丸い物体だけが出て、他の人は後から押しても反応しないようになっていました。バネの力だけで早押し機を作ってしまうところが素晴らしい!でも2人同時に押すと両方とも反応しないアラもありました。まあ、電気を使っていないので仕方ないですね。この機械は友達にあげたので今はありません。



2.電卓



高校時代にはよくクラスメイトと休憩時間に早押し大会などをしました。この時使ったのは電卓です。まず押す数字を決めておきます。そして答えが分かったら「ピン」と声を出しながらボタンを押します。電卓ですので一番早く押した数字が表示されるので、その数字の人に回答権があるわけです。

実はこれが一番使用した回数が多い早押し機(?)かもしれない・・・。まず何と言っても手軽です。これに尽きます。ボタンも9まであるので最大9人でできます(記号などを含めればそれ以上)。2番目以降に押した数字もでるのでWチャンス、トリプルチャンスもOK!電卓を購入するときに注意する点としては種類によっては同時にボタンを押すとどちらも反応しないものがありますので注意。写真の電卓は100円ショップで買ったものですが、これは押すと音がしますので便利だぞ!



3.ウルトラクイズのボードゲーム



これも高校時代に買いました。正解、不正解の時にピンポーン、ブーを鳴らすことができます。かなり本格的な物でした。しかし、大きいのであまり使うことなく、その後友達にあげてしまいました。

これの特徴は効果音が鳴らせる点ですね。正解、不正解、押したときの「ピーン」、そしてタイマー機能もあり、そのボタンを押すと10秒カウントしてブーと鳴ります。また、最初に押した人が不正解の場合は2番目に押した人に回答権を移すWチャンス機能が搭載されています。機能的には一番いいかもしれません。早押しボタンと本体がくっついているのが不満でしたので私はボタンと本体を分解してコードを継ぎ足して使っていました。今手に入れようとするとヤフーオークションや中古ショップなどを利用しないといけないかな。



4.hayaoshiピンポン、ブー



大学時代に購入しました。つい最近、広島の東急ハンズに行ったらいまだに売られていました。ですのでまだ普通に購入できる商品です。正解、不正解のブザーも鳴らせます。

これの特徴はウルトラの早押し機と比べて使いやすいです。軽いし、場所もとりません。また、本体とボタンがコードで繋がれているのもいいですね。ボタンもどっしりしていてok!実際にこれを手に入れてからはこればかり使うことになってウルトラを友達にあげちゃいました。



5.謎王(プレイステーションのゲーム)



プレステの初期のクイズゲームです。クイズゲームですが、その中にパーティモードというのがあります。これはまずプレステにマルチタップ(4人までコントローラーを増設できるもの)が1つは必要です。そしてコントローラーをその数だけ繋ぎます。最高はマルチタップ2台にコントローラー8つ繋いで8人・・・ですが、1Pは司会者用ですので7人までできます。答えが分かれば○ボタンを押すと画面に一番早かった人の番号が光ります。これのスゴイのは司会者が正解、不正解を判定すれば得点集計、お手つき集計も自動にやってくれます。勿論自分で設定できます(正解の時の得点、お手つき何回で失格、何回休み、何点減点など)。司会者は修正権もあるので正誤判定を間違えたり、急なボーナス点をあげることも自在です。

機能的には一番優れていると思います。しかし、これはテレビ、そしてプレステがないと出来ないという点がネックとなり、使ったことはないですね。でも家でクイズ大会を開きたい場合は便利だと思います。プレステ2でも動きますがマルチタップはプレステ2用のものはダメみたいです。中古屋さんなどで探せばあると思います。マルチタップやコントローラーも中古で買えば安く買えると思うのでいいかも。ちなみに謎王はパート2も出ていますが、そちらにこの機能があるかどうかはわかりません(たぶんないと思います)ので注意!ついでに・・・ファミコン・スーパーファミコンで発売された「史上最強のクイズ王決定戦」にも同様の機能が付いていました。

左がスーパーファミコン版です。8人までできます。専用ボタンも別売りで発売されていました。コントローラーでもokです。
右上と右中段がファミコン版です。こちらも専用ボタンが売られていました。右下はファミコン版のパート2です。ファミコン版は6人までとなっています。全て押したタイムが出るのが特徴ですね。



6.フィーリングカップル5vs5



気がついたら我が家にあった品物です(笑)。男女5人ずつ分かれて最後に気に入った異性の番号のボタンを押します。お互いがピタリと合うとカップル成立!というテレビでおなじみ(古いですけど)のコーナーが実際にできます。合コンとかで盛り上がりそうです。また、この機械はビンゴ抽選器にもなる優れものですが、早押し機にもなります。手元のボタンをどれでもいいので押すと一番早く押した人が表示されます。正解、不正解の音も出せます。他の機能としてはルーレットゲーム、テニスゲーム(ボールが来たらボールを打ち返したい人のボタンを押すゲーム)、相性ペア決め(適当に5択までのアンケートを何問かこなすと集計してくれてお互いに考えが近いペアを決定してくれる)、10人に聞きました(該当者だけボタンを押す。押した人数が表示される)など結構多彩よ!


最大10人まで参加できるという点が大きいです。しかしこれはいまだに使ったことがないですね。今後もビンゴ抽選器や飲み会の2次会でフィーリングカップル5vs5をやることはあるかもしれませんが、これで早押しクイズをやるのはなんか抵抗がありますねえ。現在入手するのは極めて困難です。ヤフーオークションでもなかなかお目にかかれません。ちなみにhayaoshiピンポン、ブーや史上最強のクイズ王のゲームと同じ会社(ヨネザワ)から発売されています。



7.ミニウルトラハット


03年の夏頃からUFOキャッチャーの景品などとして非売品グッズで登場しました。私もゲーセンやらヤフーオークションでこういう物は手に入れられる時に手に入れておいた方がいいと思い、16個ゲットしました(結果的に大成功)。ボタンを押せばあの効果音とともにハットの?マークが立ち上がる・・・・これだけで満足していました。

これの欠点はずばり「早押し機能がない」ということです(当たり前ですが)。ですのでこれでクイズをやろうと思ったらどのハットが一番早く押したか審判役が必要です。まあもともと早押し機として作られていないので仕方がありません・・・・・・・







と思っていた03年の冬に事件はおきました!なんとこのミニウルトラハットに早押し機能をつけてしまおう!と思い立ち、行動にうつされた方がいました。



そう、リンク先でおなじみのNEOKAZ様です。




そしていくつもの壁を乗り越え、ついに完成されました。その模様はNEOKAZ様のホームページの「Yaneurabeya」の「プロジェクト?」のコーナーで見ることができます。是非ご覧下さい。


もろに影響を受けた私は早速NEOKAZ様のページを参考にしながらミニウルトラハット最大16台つなげる早押し機を完成させました!

私は以前から「早押し機を作ってみたい」という願望がありました。それが04年正月にミニウルトラハットに早押し機能を付けるということも一緒に願望が叶いました。そこでその過程で知り得た情報を皆さんにも提供していきたいと思い、このコーナーを作ってみました。別にミニウルトラハットが無いと作れない訳ではありませんのでご安心を。それでは早速説明していきたいと思います!


1章に続く

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