第9章  クリア後の裏世界(笑)




さて、こうして完成したのですが、問題点もあります。その1つに「ミニウルトラハットがかさばる」ということがあります。ミニウルトラハットはミニとはいいながら結構な場所をとります。16個運ぼうとしたらダンボールかなにかに入れないといけない・・・。それに扱いも乱暴にはできない・・・。という事でハットの代わりに何か簡単な早押しランプがほしいなあ・・・と思っていました。



ある時、お世話になったNEOKAZ様のホームページを見ていると「プッシュライト」というものを早押しボタンに改造されていました。そこで閃きました!「プッシュライトを早押しボタンとしてだけではなく、早押しランプとしても使えるのでは?」

ということでクリア後の世界に旅立って行きました(笑)。







まず最初に「プッシュライト」を手に入れる事から始めなければなりません。NEOKAZ様はダイソーの100円ショップで購入したと書いておられましたので市内の100円ショップをくまなくまわりました。しかし見つけることができませんでした。NEOKAZ様も「こちらでももう手に入らないようです」とのこと。100円ショップは商品サイクルが早いので既に発売が終わってしまったかもしれません。そこでネット検索してみると・・・・見つけました!!発見マーケットという雑貨専門店でネット販売していました。そのプッシュライトはドームプッシュライト(どうやらその後品切れとなった模様です。現在は販売していないようです)という名前で1個150円とちょっと高いですが、その程度は問題なし!早速20個ほど買おうと思ったら・・・

「48個入り×□」

どうやらこのお店は問屋さんのようで48個が1単位で売られているようです(ちなみにトリビアのボタン風のプッシュライトもありました)。さすがに48個もいりません。そこでばら売りで20個売ってもらえないかメールでお願いしてみたところ、単価が15円アップの165円になるけどOKとの事でした。ということで何とか20個プッシュライトを購入することができました。




これが届いたプッシュライトです。大きさと厚みは一緒に写したCDから判断してやってください。真ん中部分の盛り上がっている部分全体がボタンになっていて、1回押すとONになりライトがつき、もう1回押すとOFFになり消えます。


ここで問題になるのがスイッチの構造です。1回押すとON、もう1回押すとOFFというスイッチは早押しボタンとしてはよくありません。そこでスイッチを改造する必要があります。






まずはプッシュライトを分解しました。「ボタン部分」「側面」「底」の3つに分かれます。仕組みとしてはボタン部分を押すと底についているスイッチが押され、押すたびにON、OFFが切り替わるという単純なものです。最初にやることはスイッチを今のように押すたびにON、OFFを切り替えるのではなく、押している間だけONになり、普段はOFFになるようにすることです。

このことはNEOKAZ様のホームページ内の「Yaneurabeya」の「データ集」の中に詳しく書かれていますのでそちらを参考にされたらいいと思います。一応私も説明してみます。



<見にくくてごめんなさい。NEOKAZ様のページには綺麗な写真が載っています>

スイッチを分解すると6つの部品に分かれました。このうち「ワ」の字の金具がON、OFFを切り替えるということをしているようです。これを取っ払ってしまえば普通の押しているときだけONというスイッチになります。

「ワ」の字の金具を取っ払って元に戻せばいいのですが、このときに注意することは「小さな金属部品」です。この部品は「スイッチ」に付いていて、切り替え作業を行なうものなんですが、小さいうえにきゃしゃな部品の為、無理な力が加わると曲がってしまい、元に戻らなくなってしまいます。私も2個壊してしましました。元に戻すときは注意が必要です。

ポイントは完全に分解しないことです。スイッチをまず小さいマイナスドライバーでカバーを外そうとします。
このとき完全には外さず、8割ぐらい外した状態で片手で維持します。
そして反対の手でマイナスドライバーを使ってワの字の部品をほじくり出すイメージでワの字の部品を取り出す感じです。







スイッチを改造したら配線を変えます。右上の絵は簡単に書いた本来のプッシュライトの回路図です。これを左下のようにボタン部分とランプ部分に分けてコードを外に出します。




これが実際の画像です。






これが組み立てた後です。私は接続には8章でも説明したようなジャック・プラグを使っているのでそれを先に付けました。






あとはボタン部分は早押しスイッチに、ランプ部分はリレーボードに接続すればOKです。






これが実際につないだ写真です。これは青のボタンを早く押した場合です。ピンポンという音(この音は本体のピンポンチャイムから)と共に青のランプがつきました!白のボタンを押しても当然つきません!




リセットして今度は白のボタンを早く押すと今度は白のランプだけがつきました!オッケーでーす!!

このプッシュライトの優れているところは「早押しボタンと早押しランプが一体化している」点です。プッシュライト1つで2つの役目をしてくれるのです!!ミニウルトラハットより扱いも楽だし♪







ちなみにボタンの方を外して別のボタンをつければ普通の「早押しランプ」にもなります。(この場合、プッシュライトを押しても何もおきない)







その逆で今度は早押しボタンだけつないで、ランプの部分にハットをつなげば今後はただの早押しボタンにもなります。(この場合押してもプッシュライトは光りません。)






こうしてNEOKAZ様のおかげを持ちまして多機能プッシュライトが完成しました(といっても今のところ20個の内6つしか改造してませんが・・・ヒマをみて20個完成したいと思います)。とりあえずこれでクリア後の世界は終了ですが、また第2の旅に出ることがあるかもしれません。その時はまた報告したいと思います。









そうそう、配線ですが、このプッシュライトでは電池4つ必要です。ということは16人で早押しクイズをすると・・・4×16=64個の単3電池が必要になリます。それが面倒という人は上の図のようにプッシュライトには電池を入れずに配線し、上の図のリレーボードの電池のところに電池を4つ付ければ、64個必要な電池がたった4個で済みます。

私はどうしたかといいますと・・・こうはしませんでした。確かに便利ですが、ミニウルトラハットをつなぐ時は電池を取らないといけません(ミニウルトラハットは内部に電池をいれるので必要ない。それどころか故障の原因にもなります)。スイッチで切り替えとかも考えましたが、切り替えを忘れることもありそうなので。まあ電池も100円ショップで買えば安いものだしね。

でもプッシュライトしかつながないという方はこの方が楽ちんですのでおすすめですよ。

2004/2/2 管理人かずな





さらに・・・・これ以下、2005/5/1 更新!!



先日なにげにダイソーの100円ショップをのぞいてみると・・・




うおー!!!売っているじゃん!!!やはり100円ショップの商品は一定のサイクルで商品を販売しているようです。これを逃してはいけない!!と思い、20個買い占めました!!





早速改造にかかります。基本的には前に改造したプッシュライトと同じでした。



慣れているとはいえ、1つ改造するのに20分はかかりますね。
コードを出す穴ははんだごてで溶かして開けました。








ということで19個ほど改造してみました。以前つくったプッシュライトより断然性能がいいと思います。理由は・・・
1.前のものより少し小型。
2.ボタンを押した感触がよろしい。
3.ボタンの色が写真のように6色あるのがかわいいじゃん!


ということで私は大変満足しています。16人早押しなんて果たしてやる機会があるかどうか分からないけどね(笑)。
(実は近所の子供会で7人早押し大会は実施!好評でしたよ!)




さらに・・・・これ以下、2006/1/7 更新!!





このページの少し上にも書いていますが、私の方式ではプッシュライト全てに電池を入れないといけません。以前はそれでもいいや・・・と思っていましたけど実際7人で早押し大会をやってみて「面倒」だと思いました。じゃあ、上の画像のようにリレーボードに電池を装着してしまえばいいのですが、こうするとウルトラハットが使えなくなります(ウルトラハットは電池は不必要・・・どころか電池をつなぐと壊れる)。


ということで「切り替えスイッチ」で電池使用と電池不必要とを切り替えるシステムに改良することにしました。





これが完成図です。左下の切り替えスイッチで電池使用と不必要を切り替えます。原理は・・・








スイッチを左にするとAB間で水色の線の回路ができます。よってAB間には電池4個をつないだと同じ事になります。
スイッチを右にするとAB間で橙色の線の回路ができます。よってAB間は電池を経由せずに直につながります。


よって、電池4個を必要とするプッシュライト使用時にはスイッチを左に、電池を使わないウルトラハット使用時にはスイッチを右にすれば良いです。

注意点は何度もいっていますが、ハット使用時に電池をつなぐと壊れる点です。ハット使用時には電池をあらかじめ抜いておけばトラブルがないですね。







そうそう、プッシュライトの方にも多少改造が必要です。電池を入れなくてもいいのですが、それだと回路が切れるので、電池の+側と−側をコードでつなぐ必要があります。





さらに久々!・・・・これ以下、2012/12/25 更新!!


いやあ、久々(約7年ぶり)の更新です。


実は2年前ぐらいから感じていたことなんですが、プッシュライトの早押し機はいいのですが欠点として壊れやすいことがあります。なんせ100均のライトだし、皆さん遠慮せずにバシバシボタンを押すし・・・で、2年前に「がっちりとしたボタンを作ろう。ランプは今までのプッシュライトでいいので」と思い、100均一でコレクションケースと部品屋からボタンを20個買っていました。

100均一のコレクションケースです。本来はフィギュアとかを入れて飾るものです。


ボタンです。5色ありました。



買ったものの、忙しかったのと、作ろうとする勢いが自分にはなく、2年以上ほったらかしでしたが、2012年12月の忘年会で使うかもしれないと思い、製作に踏み切りました!




まずは卓上ボール盤(電気ドリル)でボタンを取り付ける穴を開けます。


それにボタンを付けて、銅線をつければ完成なのですが、ここで「欲」が出てきました。このケースは透明です。ということは中に電球を入れて光るようにすればプッシュライトと同様に早押しボタンと早押しランプをドッキングしたものができる・・・・ということで急遽豆電球のソケットを購入!!




コードを出す穴を底側と透明なフタ側の2ヶ所開けました。面倒だったのでホントはやっちゃいけないのだろうけどハンダごてでジューと溶かして開けました。





ソケットを中央に固定します。最初は瞬間接着剤を使いましたが、付かなかったのでホットガンを使いました。




ホットガンです。1000円ぐらいで売っています。便利です。





後はボタンとソケット両方にコードをつないで完成です。コードは抜けないように穴の手前で結び目を作って抜けないようにしています。




2日間、嫁や子どもが寝た後に半分徹夜をして一気に20個作りました。こういう製作は勢いが大事だぜ!




ボタンを押すと中の豆電球が点きます(当然点くのは一番早く押したスイッチのみ)。これで完成。豆電球は今まで購入したプッシュライトに予備としてついていた替え用の電球を流用しました。乾電池4個用の豆電球なので結構明るいぞ。

1つ欠点はフタと底がすぐ外れる点です。まあ、これは元々そういうものなので仕方ないです。格好悪いけどセロハンテープでとめておきました。



残念ながら忘年会の企画は他のものになってしまって、まだこのボタン&ランプはデビューしていませんが、とりあえず2年前から部品だけ買ったもののなげっ放しだった状態から進展して良かったと思います。






ではまた動きがあればここで紹介いたします。


まさかの更新だぜ!



戻る