小学校/6年生/音楽/変声期の指導・2000/9/25 TOSS鳥取・がいなサークル 澤田和代
変声期の指導 T1男の先生 T2女の先生
1.ウオーミングアップ (T1:指示 T2:子どもの中に入って戸惑っている子の援助)
2.男子の声の特徴 (T1)
(説明1) 今から男子の声(小6から中1)の特徴を話します。 |
・この頃から変声期が始まる。体が成長するように喉の骨(のどぼとけ)も大きくなる。
・男の子は、みんななるんだよ。もうなった子は、おめでとう。丁寧に変わっていこうね。
・ ソ〜高いソ(ハ長調で)ぐらいがよく出る。(ピアノで音確認・実際歌ってみせる)
・ ド〜ソは、出にくいので無理に出さないでいい。
・ 中3ぐらいで声がかたまってくると低い声も出せるようになる。
※女子もおとなの女性の声に向けて変化します。でも変化が緩やかなので、歌うのにはあまり苦労しません。
(指示1) バイバイバイーで歌います。先生と同じ高さでまねっこしてください。 |
教師「バイバイバイー」と1つの高さで歌う。子ども「バイバイバイー」と同じ高さの音でまねっこ。男子はシ、高いド、ド♯、レ(T1) 女子はソ、ラ、シ、高いド、レ(T2)で歌わせる。
3.「つばさをください」を歌う (T1:指導 T2:ピアノ伴奏)
(指示2)「 この大空に〜」から男子は出しやすい音程なので、しっかり声を出しましょう。出しにくい所は、無理に出さなくていいです。 |
4.LD鑑賞 (T1:説明 T2:LD操作)
(説明2) 最後に大人の男性の歌を聴きます。世界3大テノールと呼ばれているパヴァロッティー・ドミンゴ・カレーラスの競演です。 |
・LD:[CARRERAS,DOMINGO,PAVAROTTI in Concert MEHTA]のside1カタリカタリをかける。
※子どもたちがいいなと憧れるような男声の歌を聴かせたい。その趣旨にかなうものなら、このCDでなくてもよい。
鳥取県西伯郡会見小学校校長 原光太郎先生の実践を一部修正