滅びゆく
にちなん風土記
しかし我らは山賊の暮らしを
復活しよう。
オロチの神様に
我らの唄を捧げましょう。
滅びゆく彼らとともに
この村には深い渓谷も無ければ、原生林もありません。古きたたらの郷は何世代にもわたって里山を切り開き、たたらの炭を焼きながら
山を削り砂を流し、田んぼを拓いた。 一度は切り尽くされた森林も再生する。流した砂は、二千年前には何もなかった海に、何百年もかけて
弓のような浜の大地を造りあげて、近世の国引きをもたらした。 時はめぐり、そんな山郷の今は...また田畑は荒地へ、山には手入れの
放置された人工林が目立つ。多様なる生命はその棲みかを次第に失くしているようだ。そんな仲間を求め、王国の復活を心に三里四方をめぐる。
弓ヶ浜半島の景観は
踏鞴(タタラ)の歴史とともに
これから始まる「世界遺産」の
第一章となるであろう。....
などとは誰も言ってくれないけれど
今、世界の何処にこんな
生きた歴史遺産があるだろうか?
その昔、スサノオノミコトが大陸から
杉や桧の種を持ち帰り、蒔き広めた
との教えに倣い、吾ら現代の山賊達
は千年の森を夢みている。
私は一介の素人wacherに過ぎません。多分に間違いも
あるでしょう。その節は優しくご教示いただければ幸いです。
道端で
野原で
木陰で