5月の風が吹くと蝶や蜂がどこからともなく現れてきます。
ウマノアシガタにベニシジミが一番乗りだ。5月3日。
花畑のキバナホウチャクソウには欲張りな熊ハチが..
アスファルトの農道にもツルマンネンソウが花をつけた。
蓮華
ヘビイチゴ バラ科 5月下旬
Duchesnea chrysantha
ヘビイチゴとは嫌な名前をもらったものだ。
毒があるわけでもなく、ただマズイだけなのに。
これも巧まざる生存方法かと感心する。
ミツバウツギ
熊蜂
Prunus grayana
ミヤコワスレ
スミレ
コナスビ
ヘビイチゴ
ツルマンネンソウ
ハコネウツギ
ベニシジミ
ミヤコワスレキク科Gymnaster savatiererii
廃屋の庭、朝露のなかでミヤコワスレが..
「つらいことも悲しみも忘れるほどの花」という。
主は何が良くてこの花を捨てて出て行ったのやら
この花の原種とか云うミヤマヨメナを求めて、
達人はやま路をさ迷うばかりだ。
ゲンゲ マメ科ゲンゲ属 別名レンゲ
Astragalus sinicus
マメ科一族は進化している。大気中から
窒素Nをとりこんで生きていく...人生
色々。美しき景観植物といえど、美しい
だけでは生き残れないのです。
スイカズラ科 ハコネウツギ
Weigela coraeensis
白い花びらが少しずつピンクに変わって
ゆくのが面白い。やがて繁みは赤白
二色の美しいまだら模様に変化する。
こんな時間差攻撃にチョウたちは
たくさんの蕾は6月にかけて、次々と
白花を送り出して尽きない。
ウワミズザクラ バラ科
ブラシのような房が賑やかに咲くが、寿命が
短いのが玉にキズ。
英名はJapanese bird cherryというから
桜の仲間には違いない。
ツルマンネンソウ ベンケイソウ科
アスファルトの路端で冬を越し、何年も咲き続ける
たくましい雑草である。おまけに延々と数百mも
繁殖してゆく、他のどんな草にも真似ができない。
邪魔者が入り込めない過酷な生息地を選ぶのは
生きるための技か知恵か。感心します。
ミツバウツギ Staphilea bumalda 5月7日
ユキノシタ科のウツギと違ってこちらはハート型の
面白い種をつける。ミツバウツギ科です。
ノリウツギも、負けじと咲き始める。どちらにしても
卯の花には変わりないので、ホトトギスなどと
一緒に歌でも歌いましょうか...。
コナスビ サクラソウ科 5月下旬
Lysimachia japonica
5〜6mmの小さな花。ナスビに似た小さな果実が
生るというが、姿が似ているとはいえ花の色も
大きさも全く違うし、なんとも不可解な雑草。