マンサクが先かオウレンが先か
クロモジの花が芽吹くころ
フタリシズカの伝説
大ナルコユリに会いに行く
ミズキのつぼみが開くころ
雨の日は雨を楽しむこと
ミヤマクワガタが来た
オカノトラノオに集う
夏は夜明け前に目覚めよ
ミヤマウズラは笑う
輝くフユノハナワラビ
めっきり涼しくなりました
雲海の下で山芋を掘る
早春 春1 春2 春3 春4 春5
初夏 夏1 夏2 夏3 初秋 秋1 秋2
ショウジョウバカマ
やまみち図鑑


 ミヤマカタバミ
 カタバミ科
         Oxalis griffithii 
 大山寺近くのブナ林の薄暗い林床に咲いて
 いたのを見たことがある。その可憐な姿に
 魅かれたものだが、思いかけず近くの林で
 出会うことができた。   ’8.4月11日
 川沿いの急な崖にしがみつくように群生して
 いる。上の方にある水路から水がこぼれて
 落ちるのか、いい住処をみつけたものだ。
 春先の水路掃除の楽しみがまたひとつ
 増えました。


 
ショウジョウバカマ ユリ科
          Heloiniopsis orientalis
 裏山を登った丘陵地は長年我が家の水源
 だった。長年といっても二、三百年.
 という程度ですが、最近水量がめっきり
 減ってしまった。雨量が減ったのか樹が
 育ちすぎたのか...。その沢沿いに
 ショウジョウバカマの小さな群落がある。
 似たような場所はたくさんあるけれども
 ここでないといけませんとでも言いたげに
 また今年も咲いた。    ’8.4月12日

   
 ここは天体の界道。
 「天体の植民地」
 巷に言う共生の世界。
 腐海の毒を清めます。
 羊歯の林に寝転んで
 ふと空を見上げると
 やさしい光のランプシェード。 
             
           
 やわらかく生きましょう


 
 オウレンの花
  
キンポウゲ科 
             Coptis japonica
 3月、中国山地の真ん中にも春の兆しが
 雪解けを待って、森の中ではオウレンの小さな
 花が首をもたげる。漢方の妙薬として
裏山で
 栽培していたものです。セリバオウレンか。

 明るい谷あいでは、まだ冬枯れた林の中で
 黄色い
のような花が枝を飾る。
 マンサクのイルミネーションだ。
                マンサクの花

               春蘭のひとりごと
 4月、心ないコレクター達のために私たちは年々
 姿を消してゆく。花が終わった季節には、イベントに
 群れる集まる人間たちの長靴で踏み荒らされる。
 ふだんはただの雑草のように身を隠して、
 春のひとときだけ、虫たちとの再会を楽しむ。


 オオナルコユリのこころ 森の奥。
 潅木のすきまに頭を垂れて、毎年同じ季節に
 同じところで待っていてくれます。
イノシシの
 好物だそうです。心配しています。沢山実を結び
 ますが、中々増えないのも心配の種です。

Oxalis griffithii

オウレン


ヤマエンゴサク

  
 やまみち・里山の世界では                ヤマエンゴサク ケシ科
   みんなそれぞれ主人公                  Corydaris lineariloba

オオバギボウシ 

ミヤマカタバミ

オオナルコユリ


 ウバユリ
のこころ  ユリ科 Lilium cordatum
 春蘭の咲く頃、まだ緑少ない里山で柔らかい若葉をのぞかせる。この若い芽
 を乳母百合という。陽あたりのいい所には紅色の葉脈も鮮やかな葉を広げて
 いる。これを姥百合とも申します。達人達はこの球根を石臼ですり潰して洗い
 カタクリ粉を造ります。すくすく育って初夏、花をつけれウバユリです!


 イチリンソウ キンポウゲ科アネモネ属 Anemone nikoensis
 ウラベニイチゲとも呼ばれる。木立が芽吹くときより一足先に薄紅色の蕾を
 一瞬輝かせて消える。Spring ephemeral
春の日の夢よ。
 春のかげろう学名よりやはりいい名前ですね。

田舎暮らしへ

イチリンソウ