ワールドカップに腰くだけ

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石と岩

…2002年5月19日

「この石は取れません  JR」

…投石対策で敷石固める

サッカーW杯のフーリガン対策として、試合会場の最寄りのJR駅で、線路に敷かれたバラスト(砕石)を特殊な樹脂で固める作業が進んでいる。
投石などの「武器」として、奪われないようにするのが狙い。本来は列車の風圧などによる飛散防止の技術だが、フーリガン封じにも一役買うことになった。

バラスト固めに取り組んでいるのは、沿線に静岡会場を抱えるJR東海と、大阪、神戸両会場を抱えるJR西日本。
静岡会場にはドイツ、大阪会場にはイングランドと、それぞれフーリガンの「本場」として知られる国が出場する。

バラストは左右4メートル、深さ40〜45センチに敷き詰められており、線路の振動を吸収する役割を果たしている。1個の大きさは卵ほどだが、崩れないように角張っているのが特徴。JRは「凶器として使われたら大変だし、大量に持って行かれたら、電車の安全走行にも影響する」と話す。

JR東海は、東海道線掛川、愛野両駅のホームに面した線路を中心に、総延長2キロ余に樹脂を散布。
JR西日本は、最寄り3駅に加え、周辺の踏切11カ所も対象としている。
樹脂は石のすき間に入り込んで接着するため、屈強さで知られるフーリガンでも、はがすのは不可能という。両社ともW杯開幕までには、工事を終える予定だ。

対決!フーリガンvs樹脂!!

だが、屈強なフーリガンが、樹脂で固められた数個の石=「ほとんど岩」をごっそり持って行ったらとんでもないことにっ!

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