大英帝国の敗北
…2002年6月3日
フーリガン不発
…温かく迎えられ騒げず
「1人の逮捕者も出さなかった。」
3日付の英各紙はW杯のイングランド第1戦が行われた埼玉スタジアムで、フーリガンが現れなかったことを大きく伝えた。
ミラー紙は、スタジアムの日本人のうち少なくとも3万人がイングランドを熱狂的に応援したと伝え、約5000人の英国人ファンは彼らのイングランドへの「崇拝にも似た傾倒ぶり」に圧倒され、友好的に振る舞うしかなかったと分析。
サン紙も、「ベッカムの人気もあったが、日本人にここまで温かく迎えられては騒ぎようがない」、という調子だ。
インディペンデント紙は、「規則をきちんと守らせる点で日本を上回る国はない」と伝えた。
韓国はテロを怖れ、日本はフーリガンを怖れ。
スポッター各氏によれば、「フーリガンはいない」とのことでしたが・・・・
さて、あたかも「人情大作戦」でフーリガンを抑えこんだかに思える開幕直後ですが、
「なぁんだ、フーリガンなんてあんなものかぁ」
と日本人は思ってしまったようです。
「あの程度なら、オレたちにもできるぜ。」
「規則をきちんと守らせる点で日本を上回る国はない」
・・・・今となっては、なんと虚しい言葉でありましょうか。